江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

家族

父と暮らせば21

「父と暮らせば」シリーズをまとめて読む 父が倒れた。 朝、私が出勤するときはすでに卸売市場に行ってるはずの父が、なぜかベッドの上にいた。ベッドでうつぶせになっていた。私は声を掛けたが、返事がない。「父ちゃん、父ちゃん」と背中をさすりながら声…

父と暮らせば20

「父と暮らせば」シリーズをまとめて読む 父と私は同じシェーバーを使ってひげを剃る。しかし、毎日ひげを剃らずにいる父のひげはかなり伸びてしまって、電動シェーバーではそれないような状態になるのだ。長いひげでもちゃんととらえてカットする三つ目のフ…

父と暮らせば19

「父と暮らせば」シリーズをまとめて読む 週末の過ごし方の一つが、土曜日ないし日曜日の昼食として、河内天美のお好み焼き屋さんに二人で出かけることがあげられる。注文するのは私が肉モダン430円、父がイカ玉340円、そして二人で食べる焼きそば大4…

父と暮らせば18

風呂にはいるのが遅くなって、父が入った後ではいろうとすると湯気がモウモウとたっている。まさかと思って湯船に指先をつけると熱湯だ! 父がお風呂を沸かしながら入って、そのまま火を消すのを忘れていたようである。最近こういうことが多くて、父があがる…

父と暮らせば17

昼食時を少し過ぎていたが、いつものように父と河内天美のお好み焼き屋に出かけた。14:30くらいだっただろうか。店内はかなり空いている。混んでいて入れないときもあるから、ちょっと時間を調整するだけで全くちがうのである。肉モダン430円、イカ…

父と暮らせば16

毎朝、卸売市場に果物や野菜を買いに出かけて、注文のあったところに配達するのを細々と続けていた父だが、お客さんも減って売れなくなってるので、年内でもう仕入れに行くのをやめると言い出した。そういうわけで、父は私に「何もすることがなくなるのが困…

父と暮らせば15

父が好きな「イカリ豆」をイズミヤで買った。200g入りで98円、かなり安かったので6袋も買ったのだが、父は「あんまり上等じゃないなあ」と言う。まあ98円に上等を求めても仕方がないのだが。祝日だった23日には二人で行きつけの河内天美のお好み…

父と暮らせば14

父が「ライターが切れた」と言うので、クルマで近所のイズミヤまで連れていった。その3Fには100円ショップがあるので、そこで買おうと思ったのである。最初、100円ショップのどこにライターがあるのかがわからずにとまどった。二人で探したのだが見つから…

父と暮らせば13

父と二人でいつもの河内天美のお好み焼き屋に出かけた。クルマは駅前の駐車場に置いた。30分100円である。店に行くとちょうどお昼時のせいか満員だったのでしばらくあたりを散歩することにした。商店街を抜けると公園があり、そこには八重桜が咲いてい…

父と暮らせば12

父がどうも「味覚障害」に陥ったらしい。醤油の味がわからないという。「最近の醤油はおいしくない」と父に言われて、わざわざ百貨店に探しに行ったり、いろんな店を回って少し高い目の醤油を買ってみたりした。それでも父の反応は「味がしない」だった。こ…

父と暮らせば11

お正月の買い物の中で「お菓子」を買っていなかったことを思い出した。父を連れ出してお菓子を選ばせることにした。家からクルマで10分くらいのサティに行く。ふだんと違ったところに出かけたのは、父がそこに行きたいと言ったのだ。知人が果物屋をやって…

父と暮らせば10

日曜日や祝日、家でのんびりしてるときにふと「駅まで送ってくれるか」と父が言い出すことがある。最寄り駅まで送ってやるとそこから電車に乗る。準急なら10分だが、各駅停車なら20分近くかかる。各駅停車は遅いかわりに確実に座れる。いったい父はどち…

父と暮らせば9

日頃行きつけにしているお好み焼き屋に父を連れて行った。自分のWEBサイトでもお勧めの店として紹介してる店である。パチンコ屋の横の路地を曲がると、もうソースの香りがしてくる。店内は半分くらいの席が埋まっていた。さっそく入り口近くに座り、イカ…

父と暮らせば8

イズミヤに、昨日補正を注文したズボンを取りに行くときに、ついでに父に冬物の服を何か買ってあげようとおもって一緒に連れていった。駐車場にクルマを停めて、いざ降りようとすると父が困っている。どうやってドアを開けるのか忘れたのでとまどってるので…

父と暮らせば7

父は涙もろい。いや、涙もろいというのは正確な表現じゃないかも知れない。でも、テレビで悲しいドラマを見ているときは本当に泣く。77歳の男が、テレビの中のおはなしに心を奪われて泣く。NHKで放送した「大地の子」を見ていたとき、父は何度も泣いた…

父と暮らせば6

妻が二人の息子を連れて沖縄に行った。母も旅行に出かけた。そういうわけで父と私の二人が家に残されたのである。父の食事の支度を私がすることになる。昨夜は近所に住む妹が来ておでんを作ってくれていた。私の帰宅が遅かったこともあってかなり助かったの…

父と暮らせば5

最近、父は飴玉を舐めるようになった。リビングのテーブルの所にたくさんの黒糖飴やカンロ飴、味覚糖の飴などいろんな飴を買って用意してるのだが、それをせっせと食べている。おかげでタバコの本数がかなり減った。父は「一日あたり一箱は減った」と言って…

父と暮らせば4

息子二人を連れてレンタルビデオ屋に行くときに、父を連れて4人で行った。息子達は戦隊物のビデオを選んだが、父はあまりに多くの中からどれを借りればいいのかとまどっていた。その父が「面白そうやな」と手に取ったのはなんと究極のSM映画、「花と蛇」…

父と暮らせば3

「月曜に図書館に本を返しに行ったら休みやったんや」 父は、日曜は休みだと思っていたらしかった。実は我が市の図書館は土日に営業するかわりに月曜を休む。それで父は昨日、図書館に本を返しに行って新しい本を借りてきた。ちゃんと自分でクルマ(軽四)を…

父と暮らせば2

証明書類をいくつか交付してもらうことになり、代理人になると委任状とか面倒なので父をクルマに乗っけて連れて行った。車高の低い私の車に乗り込むのは、老人にはかなり大変みたいで、いつも乗り降りの時にはかなり時間が掛かる。だから先に降りて、助手席…

父と暮らせば

勤務先のスーパーが廃業して失業した父が家にいる。仕事もないのでのんびり一日家にいて、こたつに入ってテレビを観て、寝たり起きたりの生活である。今日は休みで家にいたので、実家に出かけて不在の妻に代わって私が父の世話をしていた。昼食の準備、その…