江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

父と暮らせば14

 父が「ライターが切れた」と言うので、クルマで近所のイズミヤまで連れていった。その3Fには100円ショップがあるので、そこで買おうと思ったのである。最初、100円ショップのどこにライターがあるのかがわからずにとまどった。二人で探したのだが見つからない。それであきらめて店の人に訊くと、なんとレジのそばにあった。そこで3つ100円というヤツを買った。ついでに袋物のお菓子をいくつか買って、私は1Lペットボトルのジンジャエールと缶コーヒー(2本で100円)を買った。 エレベータで1Fまで降りると、生鮮食料品の売り場がある。父が「見ていく」と言ったので一緒に歩く。父は刺身や生魚の値段、そして自分が長年売ってきた野菜や果物の値段を一つ一つチェックしていた。私は、梨がけっこう高いことをはじめて知った。いつも父が卸売市場で買ってきてる値段はかなり安かったはずである。(帰宅して妻に聞くと、イズミヤが特に果物は高いということだった。)1個340円というのはちょっと買うのをためらってしまう。果物というのは実はかなり贅沢なものになっていたんだということを改めて感じる。だから食卓からどんどん消えてしまったのだろう。梨も、林檎も、葡萄も、かなり贅沢なおやつなんだ。だからいつのまにか食卓から消えてしまったんだ。少なくともいまこうして並んでる値段を見ればそう思う。
 父はいまでも毎朝卸売市場に出かけて、注文のあったものだけを買って、それを配達している。もしも私と同じ市に住んでいるのなら、電話一本で果物を宅配することが可能だ。前日までにちゃんと連絡をもらえば、父が仕入れてきてくれる。父は「自分のタバコ代だけ稼げればそれでいい」と言っている。そして、配達といってもすぐに終わってしまうので、後はずっと図書館で借りてきた本を読んでいる。ほぼ一日中が読書だ。そんな父の毎日をどこかうらやましいと私は思っている。
 
 格安価格で本を書う

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