父と暮らせば６

　妻が二人の息子を連れて沖縄に行った。母も旅行に出かけた。そういうわけで父と私の二人が家に残されたのである。父の食事の支度を私がすることになる。昨夜は近所に住む妹が来ておでんを作ってくれていた。私の帰宅が遅かったこともあってかなり助かったのである。帰ってきた私もそのおでんの残りを食べた。そして父と二人で、阪神のボロ負けする野球中継をみていた。他に見るものがないのでそのまま見ていたのである。
　毎年の家族旅行よりも、今年の夏の方が出費が多い（笑）。まあ、家族旅行は私が運転する車で出かけていたからなあ。父と二人で過ごすには、この家は広すぎる。そういうわけで昨夜は、いつも母が一人で寝ているベッドで寝た。ふだん親子四人でふとんを敷いて入り乱れて寝ている部屋は、冷房を入れていないと暑くてとても過ごせなかったからだ。窓を網戸にして、外のひんやりとした空気が流れ込むようにしたら、冷房を入れなくてもなんとかなった。しかし、朝はやかましいセミの鳴き声で起こされた。窓のすぐそばにある木にとまって鳴いているのがかなりやかましい。
　毎週土曜日は息子達に戦隊モノのビデオを借りてやる日だった。返却しないといけなかったのに、ついつい息子達がいなかったのでその予定を忘れていた。延滞料を払わないと行けない(>_<)
　延滞料は１本２００円、この店は旧作の一週間レンタルが２２０円だからかなりもったいなかったのである。忘れるというのはこんなにもったいないことなのである。