江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

父と暮らせば8

 イズミヤに、昨日補正を注文したズボンを取りに行くときに、ついでに父に冬物の服を何か買ってあげようとおもって一緒に連れていった。駐車場にクルマを停めて、いざ降りようとすると父が困っている。どうやってドアを開けるのか忘れたのでとまどってるのである。最近はいつも私が外から開けていたのでますます忘れてしまったみたいだ。外側に回ってドアをあけてまた困った。隣のクルマとの間隔が狭くて、降りられないのである。普通ならカラダを折り曲げてすっと降りることができるのだが、老人はそういうわけにはいかない。あきらめてもう一度クルマを前に出して、ドアを大きく開いてからいったん降ろして、再度駐車スペースにクルマをバックでいれた。最初から先に降ろすことに気が付かない私はまだまだ老親への配慮に欠けてるということだろうか。
 結局、私が買ったのと同色のズボンをサイズ違いで買う。試着室に入らせてはかせて、裾のところを折り曲げて店員を呼び、長さを確認してから裾上げの補正を頼んで、その分を含め代金を払った。ついでに父がはきやすそうな靴があったのでそれも買う。イズミヤの駐車場はかなり混んでいて、店内も買い物客が多かった。父はあたりをきょろきょろ見回しながら、いろんなことを観察していた。好奇心は旺盛なのである。冬物のジャンパーやブルゾンが1000円均一のコーナーにあったが、暖かそうなふっくらしたヤツは色がまっ赤と黄色のモノしか残っていなかった。さすがにそれは老人には似合わないかも。