江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

父と暮らせば19

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 週末の過ごし方の一つが、土曜日ないし日曜日の昼食として、河内天美のお好み焼き屋さんに二人で出かけることがあげられる。注文するのは私が肉モダン430円、父がイカ玉340円、そして二人で食べる焼きそば大400円の合計1170円である。それに駅前駐車場の経費が30分あたり100円、食べ終わるのに一人なら30分以内なんだが、父が食べ終わるのを待ってると少しそれをこえてしまうので200円払うことになる。クルマはスバルドミンゴで行くことが多い。妻や母がドミンゴを使ってるときはやむなく私のFTOに乗せていくのだが、乗り込むときに身体を低くしないといけない。最近腰痛に悩む父にはそれは少しきつい。ドミンゴの方が乗りやすいと父は言っている。今日は出かけようと思った直前に妻が帰宅したので、ドミンゴの方で出かけることになった。
 お好み焼きにはマヨネーズをトッピングしてくれるのだが、いつもしてもらうのは私の方だけである。父はマヨラーではない。そして、駐車場から店までのほんの数分に父はタバコを吸う。路上喫煙なんだがそれが父の世代にとっては普通なんだし、考えたら家でも家族と一緒の場所では吸わないという風に気遣ってくれてる父だから仕方なく許してる。父は店にはいるまでに必ず吸い終える。店を出てからクルマに戻るまでにも必ず一本吸う。もちろんクルマの中では吸わない。そして、途中で渡る踏切の前にある自動販売機で必ずセブンスターを買う。それもまた父の一つの習慣である。味覚障害で醤油味のものや寿司が全くダメになった父にとって、お好み焼きや焼きそばというのはちゃんと味わえる数少ないもののようである。そういうわけで週末に私と二人で出かけるのが楽しみなんだろう。私がテレビを観てると「今日は行かないのか」と催促されてしまう。
 昭和3年生まれの父がいつまで元気でいてくれるかわからないのだが、こうして一緒に出歩ける間は出来る限りそうしようと思う。父は大阪城公園に梅を見に行きたいと行っていた。来週辺り出かけるつもりだろうか。そんなときはいつも、「駅まで送ってくれ」と言う。そして気ままに一日を過ごして夕方に駅から「迎えに来てくれ」と電話が掛かってくる。私はいつも父に「昼は何を食べた?」と訊ねる。一人で食堂に入って何を食べてるのだろうかということが気になるからである。

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