文学
仕事が忙しくて読む時間がまとまってとれないので、先に母が読んでいます。 小手鞠るいさんの長編小説 感想をUPできるのはまだ先になりそうです。星ちりばめたる旗作者: 小手鞠るい出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2017/09/14メディア: 単行本この商品を含…
去年映画館で観たけど、ＤＶＤが出たら借りてもう一回観ようと思う。 そして、この主題歌も、クルマで一人で聴いてるとなんだかせつなくなる。 江草乗にメールを送る人はここをクリック (←ランキング上昇に協力お願いします。）
哲学の道のそばに生まれた著者が、その美貌を活かして活躍した後、哲学少女になってこういう本を出すというストーリーなんですね。 美人は得だなあと思うけど、でも「哲学」というジャンルの入門書としてはいいかも知れませんね。ニーチェが京都にやってきて…
今、塩野七生さんの「ギリシャ人の物語３」を読んでいる。ギリシア人の物語 III 新しき力作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/12/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るアレクサンダー大王の話がもうワクワクするくらいの面白…
少し前のことだが、ＮＨＫでドラマ「ツバキ文具店」を観ていた。 自分の好きな女優（多部未華子）が主演だったこともあり、毎週楽しみにして観ていた。そして、原作者が小川糸さんであることも知った。好きな作家の原作ドラマを観ていて、その作者が誰である…
書評を朝井リョウさんが書いているとツイッターでつぶやいておられたので、この作品を知りました。 読んでみたいです。 望むのは作者: 古谷田奈月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/08/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る十五歳。若い…
最近とても楽しみなドラマがある。 毎週金曜日の夜にやっている「ツバキ文具店」である。 ヒロインはこれもまた私の好きな女優さん、多部未華子さんである。 見終わったあとで、作者が小川糸さんであったことを知った。 「食堂かたつむり」はとても不思議な…
以前に毎日新聞には、宮城谷昌光さんの「香乱記」が連載されていて、私はそれを読めるのをとても楽しみにしていたのである。そしてつい先日まで、同じく宮城谷さんの「劉邦」が連載されていた。しかし、先週の土曜日にその連載が終わってしまい、次に登場す…
「恋文」は直木賞受賞直後に読んだ。当時、文庫本で手に入ったものはほとんどすべて読んでいた。その後新しい作品が出なくなって、どうしたのだろうとは思ったが近況を知ることもなかった。「恋文」が収録された短編集の中の作品はどれもすばらしい。そして…
はじめて坂口安吾を読んだのは中学生の頃だ。我が家には母が買った集英社の日本文学全集があり、その中にあった坂口安吾集には「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」「白痴」などが載っていた。短編小説でも芥川龍之介や志賀直哉の作品が簡潔明瞭な文体で書…
直木賞の受賞作である。図書館に入ったのを読んだ。何者作者: 朝井リョウ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/11/30メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 317回この商品を含むブログ (96件) を見る 今の大学生の就職活動の雰囲気がよく伝わってきて面白かっ…
図書館にこの作家の本がたくさん入っていた。 時代小説はけっこう読んでいる方だったが、読んだことがなかったのでさっそく読むことにした。 なんでも大阪府八尾市に住んでいる現役の歯科医の方が兼業で書かれてるとか。 それにしては膨大な著作の量である。…
川上宗薫といえば、エロ小説の大家で 宇能鴻一郎と並ぶ両雄である。 しかし、彼は水上勉との交流が深かったり、佐藤愛子とも仲良しであったりと、日本文学史の中できわめて重要なポジションを占めるのである。ところが、エロ作家という偏見のために彼の純文…
「食堂かたつむり」を読んだときも感じたのだが、今回もこの不思議な小川糸ワールドに引き込まれてしまった。日常の中にさりげなく盛り込まれるおいしいもの、その描写が秀逸である。新感覚の美食小説と呼べばいいのか。妻子ある男性、春一郎さんと、谷中で…
出勤中の車でふだんと違ってたまたまＮＨＫを聴いていたら、小説の朗読があった。面白くて引き込まれる内容だったので、職場の駐車場についても車から降りずに結局最後まで聴いていたのである。面白くて、そして最後には少し泣いた。中島らもさんには一度だ…
マーケットプレイスでこの絶版本をたった１４１円で入手した。帯も付いている新品同様なのに驚く。 私がこの本を過去に読んだのは、高校生の時である。図書館にあったその本を借りて読んだのだ。作者の福田紀一さんは小松左京さんとも面識があったようで、小…
この文章は多くの方に読んでもらいたい。それでここに全文掲載することにした。彼のスピーチはいつもすばらしい。「わかりやすく伝える」というだけでも我々は多くのことをこのスピーチから学ぶことができる。 作家のよいところは常に政治的に中立の立場から…
学園モノのドラマはけっこう多い。「ＧＴＯ」とか「ごくせん」とかはかなり面白かった。そういう番組に出てくるスーパーマンのようなセンセイは生徒にとって理想像なんだろう。しかし現実に学校にいるのはもっと地味で、まじめに目の前の問題をせっせと解決…
「野獣死すべし」という大藪春彦の作品をとても気に入っていた。最初に読んだのは高校生の頃だ。本文の中の気に入ったフレーズには線を引いていて、その文庫本は何度も読み返したのでかなり傷んでいた。 作品の主人公である伊達邦彦はこのように語る。 ＞「…
私は高校生の時、図書委員だった。私の通っていた高校の図書委員というのは一種の同好会的な活動であり、委員となった生徒は図書室で貸し出しなどの業務を担当したり、本の整理をしたりした。書庫にも自由に出入りできたし、私たち図書委員をとてもかわいが…
私は中学生の頃、小松左京さんを崇拝していた。文庫本で買える本はすべて手に入れていたし、その代表作である「果しなき流れの果に (ハルキ文庫)」は、日本のＳＦ小説の頂点であると信じて疑わなかった。私が京都大学文学部に進んだ理由の一つは、小松左京さ…
我が家は昨夜、家族みんながこの２夜連続ドラマ「球形の荒野」を見ていた。ただ、その見方は３者３様であった。「この人、本当にイケメンやねえ」と言いつつ妻は何度もため息をついて生田斗真を見ていたわけだし、私はうっとりしながら比嘉愛未に見とれてい…
２００７年９月１６日の日記に、私は北千島の占守島（シュムシュ島）の戦いのことを書いている。その話を浅田次郎が小説に書いてくれたのである。これは手に入れないといけない。アマゾンのページに行くと、なんと本の紹介が動画になっていて驚いたのである…
私は立原道造という詩人が好きである。「鮎の歌」という彼の作品が掲載されているからと、ある教科書を推薦したことさえある。彼が滞在したという信濃追分の油屋旅館にわざわざ行ったこともある。それだけにこのニュースは残念だったのである。 東京・文京区…
イオンモールの男子トイレでオシッコしてると、小学校低学年くらいの男の子が駆け込んできた。そしてズボンをパンツごと膝のあたりまでおろして、豪快にオシッコをはじめた。ちらりとそっちを見ると、普通はナナメ下に向かってオシッコを飛ばすものなのに、…
本屋の店頭に「1Q84 BOOK 1・1Q84 BOOK 2」が大量に並んでいた。実はまだ読んでいないのだが、もう２００万部も売れてるらしい。こういうふうに多くの読者に読まれることは果たしていいことなんだろうか。傲慢な言い方かも知れないが、この本の読者にふさわ…
図書館で花村萬月の「笑う山崎」を借りた。悪漢小説とでも呼べばいいのだろうか。京都大学中退のインテリヤクザが主人公なんだが、これがもうどうしようもない悪人なのである。大藪春彦の小説に出てくるような筋金入りの悪だ。それがまた爽快なのである。図…
私の勤務している学校の図書館は本当に充実している。新刊はテーブルの上やカウンターの所に並べてあるのだが、そこでこの本を見つけたのである。この人が時代小説を書いてるなんて知らなかった・・・ さっそく借りて読むことにした。読んでみてびっくりした…
古いＳＦ小説のことを勤務先の図書館の司書の方に問い合わせたところ、この早川の全集本を書庫から見つけてきてくださった。書庫にはこんなお宝が眠っていたのかと驚く。昔、この全集が欲しかったけどかなり高かったのだ。この本は１９６９年４月２０日発行…
こんなふざけた本が出ていることを知った。 銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)作者: 田中啓文出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/02メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (51件) を見る内容（「BOOK」データベースより）…
