ホヤわが心の朝
マーケットプレイスでこの絶版本をたった１４１円で入手した。帯も付いている新品同様なのに驚く。
私がこの本を過去に読んだのは、高校生の時である。図書館にあったその本を借りて読んだのだ。作者の福田紀一さんは小松左京さんとも面識があったようで、小松左京の小説の中に木田福一という登場人物が出てくるが、もちろんこのお名前を少しもじったものである。
作品そのものはとある私立の学園を舞台にした青春小説である。３０年以上前の作品ということで、今読んでみると改めて高校生活の風景がすっかり変わっていることに気が付く。そして、自分が高校生だった頃はまぎれもなくこんな日々だったなあと思うのである。
マーケットプレイスはすごい。探そうと思っていた本がいとも簡単に手に入る。そして、自分の手元にあるマニアックな本をかなり高値で売ってる通販の本屋があることもわかる。実は我が家にはそういう稀覯本がけっこうあるのだが、本をクリーニングして販売するのも面倒だし、誰かが取りに来てくれるのならばまとめて持って行ってもらって・・・とも思うのだがかといって価値のわからない相手には渡したくないし、自分が生きている間は捨てない方がいいだろうし、というわけでまだ書庫には本がストックされたままなのである。
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