「笑う山崎」〜花村萬月
図書館で花村萬月の「笑う山崎」を借りた。悪漢小説とでも呼べばいいのだろうか。京都大学中退のインテリヤクザが主人公なんだが、これがもうどうしようもない悪人なのである。大藪春彦の小説に出てくるような筋金入りの悪だ。それがまた爽快なのである。図書館で少し読んでから借りて、続きを家で読もうともってクルマを走らせていて、小腹が空いたのでガストに入って、ドリンクバーとスパゲティを注文しながら続きを読んだ。
ガストはよく採点の場所に使うが、読書にもいいと思う。バッテリで8時間くらい持つようなモバイル機があれば、それこそネット株取引の場所にもいいと思うのである。他にもサイゼリヤやロイヤルホストなど、ドリンクバーのあるファミレスはどこも快適な読書空間を提供してくれる。もっとも空いてるという条件も必要だが。こんなにファミレスが乱立してると、空いてる店はちゃんとある。流行っていない店が、私にとっての選択基準なのである。