小松左京さんがすっかり別人に・・・
私は中学生の頃、小松左京さんを崇拝していた。文庫本で買える本はすべて手に入れていたし、その代表作である「果しなき流れの果に (ハルキ文庫)」は、日本のSF小説の頂点であると信じて疑わなかった。私が京都大学文学部に進んだ理由の一つは、小松左京さんが京大文学部の出身だったからである。自分のもっとも好きなものに近づきたかったのだ。物書きになるのならSF小説だと思い、そういう習作をいくつも書いていたのが高校生の頃の自分である。当時、他のSF作家の作品もよく読んだ。筒井康隆、豊田有恒、半村良、矢野徹という作家を読みあさった。
その小松左京さんを久しぶりに新聞の記事で拝見したのだが、写真を見たときに自分の目を疑ったのである。「ええっ、これが?」と思ったのだ。すっかり別人じゃないか。かなり痩せて顔の雰囲気も変わって、おそらく道ですれ違ってもわからないくらいの変化だったのである。テレビにもよく出ている筒井康隆さんの精力的な活動とは対照的に、最近の小松左京さんはほとんど対外的な活動をされていないということだった。
小松左京さんはもう80歳となった。自分の年齢+30歳ということになる。ということは、自分が大学生の頃に今の自分の年齢だったということである。
私はその後多くのSF小説を読み、海外SFもペーパーバックで読みまくった。自分の英語力の基礎を作ってくれたのは大学生の頃の読書だと思ってる。受験勉強では不十分だったものを、その後濫読で完成させたのである。
そう、以前にこのブログに書いた恩師、中岡勝先生はたぶん小松左京さんと同じ時期に京都大学文学部にいたはずである。面識はあったのだろうか。そんなことをふと思ったのである。
文庫になっていて入手しやすい小松左京さんの作品をいくつか紹介したい。マーケットプレイスやブックオフなどで容易に手にはいるはずである。見つけたらぜひ読んでください。
復活の日 (ハルキ文庫)
継ぐのは誰か? (ハルキ文庫)
くだんのはは (ハルキ文庫)
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