江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

小テストの意味について

exajoe2013-11-11

 記事と建物の写真は無関係です→

 私は古文単語の小テストを毎週行っている。下に紹介するような客観式の問題が5問並んでいて、5点満点で、35個ずつが試験範囲になってるので、勉強した単語が1/7の確率で出るというパターンである。桐原書店の「古文単語315」という本から、35個ずつに範囲を分けると合計で9回の試験になるのである。

「かかる舞はいまだ見ず」とて、京中の上下もてなすことなのめならず
「このような舞は今まで見たことがない」と言って、都中の身分の高い者も低い者も、もてはやすことは(   )。
 ①あきれるほどだ  ②喜ばしいことだ  ③並ひととおりではない  ④それほどでもない 
                                           正解は③

 この小テストだが、初回からきちっと満点を続けてる生徒は基本的に定期試験も高得点であり、もちろん模擬試験の偏差値も高い。ところが勉強しないで2点とか3点の生徒は、定期試験もよくないし模試もあまりできていない。相関性は非常に高いのである。
 だったらこのテストだけで満点をとれるようになれば・・・と安易に考える人もいるかも知れないが。そういう甘いモノではない。この小テストの意味は「確認」であり「復習」なのだ。これを勉強のメインに据えるのは間違いである。ふだんの勉強をきちっとできている生徒はこのテストも満点とれるが、このテストだけ満点とれるようになったから入試問題が解けるようになるわけではない。 
 出題される単語は基本的に今までの授業などで出たモノばかりである。だから試験勉強というのは「確認」作業なのだ。「こんなんあったな」「覚えてるかな」そして、「こんなんあったな・・・」と思い出せないほど、ふだんの授業をちゃんと理解してこなかった人にはこういう単語テストは意味がないのである。
 
 同じことは英単語にも言える。英語教師の中には、ろくに文章も読んでないし、ふだんの授業の予習も満足にできない生徒に向かって「さあ一日10個ずつ覚えよう!」と範囲を与えてテストをする方がいたりするのだが、そんなテストは終わった瞬間に全部忘れてしまうから効果はゼロである。大切なのは単語テストなんかじゃなくて、ふだんの授業の中でたくさん文章を読み、そのために予習することなのである。単語テストはあくまで勉強の「サブ」であり、これをメインにしてはならないのである。単語テストを実施して覚えさせようだなんてのは実に間違った発想である。

 この小テストの試験勉強はただの確認作業だから、できる生徒ほどその確認に割く時間は短い。ほとんど覚えてるから一通り見て「よし! 全部知ってるぞ!」で終わりである。5分もかからない。それをがんばって2時間も3時間もかけないと覚えられないという時点で、その生徒はすでに間違った状況に陥ってるのだ。そして何もやらない生徒は・・・というと、ちゃんと覚えることを最初から放棄しているのである。そんな戦い方で勝てるほど受験は甘くない。

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