江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

日産自動車はどうしてこんなに馬鹿なのか

exajoe2009-03-29

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 右の写真は初代日産キューブである。1998年に発売されたらしい。1300ccという手頃な排気量で、マーチをベースに開発されたということだったがかなり人気があってよく売れたそうだ。全長 3,750mm 全幅 1,610mm 全高 1,625mmということで私が注目するのはその全幅である。幅が狭いということは狭い道でも平気であると言うことであり、それは運転のしやすさにもつながる重要な要素である。この型を実は運転したこともあるが、けっこう気に入っていたのである。大衆車やリッターカーは5ナンバー枠の最大の大きさまで幅を広げる必要はないと私は思っている。軽自動車が軽自動車とは呼べないくらいに大型化してしまい、それで玉突きのようにリッターカーが巨大化してしまったのだろうか。そういう意味でこの初代キューブというのは私好みの小さなクルマだったのである。

 2代目のキューブは2002年10月に登場した。初代は限りなく普通のデザインだったのが、2代目はかなり異質な雰囲気になった。特にリヤウィンドウが左右非対称なのは面白いデザインだったと思っている。またこの2代目には7人乗りの3列シートのキューブ3もあった。7人乗れてしかも小さいクルマというのは私がけっこう評価する要素である。そういう意味でこれはなかなか面白いなあと思ったのである。ただ排気量は1400CCに拡大し、しかもサイズも大きくなった。全長3,730mm 全幅1,670mm 全高1,640mm と全幅が一気に6㎝も広がったのである。この差はかなり大きい。こうなるともう普通の幅である。車両重量も増加した。そうなると私が評価するのは3列シートのキューブ3だけだ。今わが家で使ってるドミンゴから買い替える対象として一つの候補に考えていたのである。ダイハツからアトレー7という3列シートの小型車が出ていたが、それは2004年に生産を打ち切っている。そうなると候補はキューブ3しかなかったのだ。

 さて、そのキューブがまたモデルチェンジされて3代目になってるのを最近になって知った。後ろから見た感じがなんか違うなあと思って調べてみるとすでに昨年秋に変わっていたのである。2008年の11月に登場したということだった。排気量は1500CCに拡大、全長3890mm 全幅1695mm 全高1650mmである。さすがに5ナンバーサイズの中には収まってるが、それでも幅はいっぱいいっぱいである。なんでこんなに拡大したのか。私は正直言ってあきれているのである。そんな幅は必要ないじゃないかと。
 日産というのは日本の自動車メーカーの中でも特に馬鹿な社長、馬鹿な開発陣の組み合わせであると私は常々思ってきた。たとえばデートカーとしてのプレリュードの天下を奪ったシルビアという人気車種を持ちながら、なぜ売れたのかということを理解せずに糞みたいなモデルチェンジをして肥った不細工なシルビアを出して、日本のデートカー文化そのものを破壊してしまった。きっと社長が馬鹿だったんだろう。スカイラインという人気車種を持ちながら、限りなくそのデザインを改悪していつのまにかただの不細工なセダンにしてしまったのもその後の日産の馬鹿さ加減の象徴的な出来事である。せっかくコンパクトで便利なクルマを作ったのに、モデルチェンジのたびにその良さを台無しにしてきたこれまでの失敗から何も学んでいないということがよくわかる。モデルチェンジというのはその車の価値を高めるために行うものである。しかしこと日産に限っては「前の方が良かったね!」というユーザーのいかに多いことか。お金を掛けて開発して人気を無くす・・・こんな糞みたいな失敗をしてる経営陣の馬鹿っぷりに対して、それこそ株主訴訟でもして抗議すべきだと私は思うのである。

 たとえばこの左の写真のスカイラインRSだが5ナンバー枠の大きさに収まってるのである。デザインも昔のスカイラインの伝統をキープしていていかにも「暴走しまっせ!」というオーラが感じられる。そう、昔の日産にはこういうよさがあったのだ。今は残念ながら全くない。日産がホンダやトヨタと競争していくためには、GTRのようなもはや若者が買えないような馬鹿げたクルマを作るのではなく、肥ったマンボウのような情けないデザインのフェアレディを売ることでもなく、トヨタ富士重工が開発中止したセグメントに投入する若者向けのデートカーを出すことである。これまでの代替車種ではなくて、新しい需要を創設することでしか今の自動車産業の中では生き残れないのである。ハイブリッドカーも持たず、セレナが手頃な大きさのミニバンとして売れてる以外はたいした人気車種もない日産にとって、若者が思わず買いたくなるような車を出すことでしかその存在価値をアピールすることはできないのではないかと私は思うのである。

 私が就職したばかりの頃に手に入れたパルサーEXAという日産車は、全幅1620㎜と狭く、車重はたった830㎏だった。そこに搭載されたE15Eというよく回る傑作エンジンは低燃費と高出力を両立させたすばらしい性能だった。シグナルグランプリで1600DOHCのセリカやレビンと互角に渡り合えたものである。それだけでも十分早いのに、後にターボモデルも発売され、恐ろしく速いFF車だったのである。サンルーフが標準装備なのも嬉しかった。通勤を含めた実用燃費は13.8㎞/Lくらいだった。旅行に行くと20㎞近くまで伸びた。貧乏な私にはとても嬉しい性能だった。当時付き合っていた女子大生の彼女と、九州を旅行したり信州を回ったりした。5年半で手放したが、今までに乗った何台かの車の中でも特に思い出深い一台である。そう、あんなふうに安くて若者を満足させてくれるクルマを出して欲しいのだ。そんなこと、今の日産の開発陣はちっともわかってないと思うが。

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