正月のビデオ
お正月の番組は退屈なモノばかりなので、ＤＶＤを借りてくることにしてツタヤに行った。かなり混んでいて、オレと同じことを考えてる人ばかりだと改めて思う。探していたのは「アビエイター」である。これは観よう観ようと思っていたらいつのまにか上映期間を過ぎてしまって観られなかったので、今度こそちゃんと観ようと思って行ったのだが、なんと全部貸し出し中だったし、本数も少ししかなかった。残念である。そういうわけで今日借りたのは、「モーターサイクルダイアリー」と「ネバーランド」である。そのうちの一本、「モーターサイクルダイアリー」を観た。よくできたロードムービーだと思ったが、おそらく観ていた人の多くは、退屈で冗長な映画という印象を持ったのではないか。細部の作り方も「なんだかな」と思うところがあったし、景色は確かにきれいだったけど、でもそれだけだったような気もする。ただ、最後まで観ていてなぜゲバラが共産主義者になったのかだけはわかったような気がした。圧倒的多数の貧しい民衆をすべて救済するには、共産主義という仕掛け以外にないのだろう。少なくともそれで飢え死にするような人はなくせるだろう。しかし、人間の欲求とは「人よりも豊かになりたい」なのである。そうした根元的欲求を無視した仕組みは必ず崩壊する。その前に腐敗するから始末が悪い。さて、返しに行ったときにアビエイターは返却されてるだろうか。そうそう、一緒にビデオ屋に行った母は「カサブランカ」を借りていた。息子はポケモン、不人気映画だった「四月の雪」はもうＤＶＤが出ていた。映画は不人気でも、ペ氏のファンが多い日本ではおばちゃんたちが借りると言うことか。そんなＤＶＤよりも韓国映画なら「おばあちゃんの家」を置いてくれよツタヤ。
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