さびれたショッピングモール - 江草乗の「大人の物欲写真日記」

exajoe2011-06-10

　駅前商店街がシャッター通りになってしまうというのが今の地方都市の状況なんだが、少し前にはにぎわったショッピングモールも、近所にもっと大きなライバルが出現するとたちまち閑古鳥が鳴く。
　新金岡には「しんかなシティー」というショッピングモールがあったのだが、隣の駅にイオンモールが開業してから客が激減した。今はもう閑散としていて、もはや復活の可能性はない。
　古い設計の駐車場は狭くて車を入れにくい上に、駐車料金も有料である。最初の１時間を無料にしているイオンモールと違って何かを買わないと無料にならない。
　駐車場の入れにくさというのはもはや致命的である。車がどんどん大型化していく中で、２０年前、３０年前に造られた駐車場は一台あたりの幅が狭いのである。どうして自動車メーカーは恣意的に車の幅を広げてしまったのか。車の幅をどうするかというのは社会全体のインフラ整備に関わる問題である。それを自動車メーカーごときの勝手な販売戦略で左右した結果、古い駐車場はみんなものすごく使いにくくなってしまったのである。
　大阪でも京橋のダイエーとか、このしんかなシティとか、駐車場の一台あたりの幅が狭いのでとても車を入れにくい。もっとも自分はそれでも問題ないわけだが、困るのはその駐車場を自分以外の下手くそドライバーたちもみんな利用しているわけで、下手くそというのは他の車にぶつけてそのまま逃亡するのである。私はこれが一番困るのだ。
　古いショッピングモールにうっかり車を駐めると、車を駐めにくいだけではなくて下手くそドライバーにこすられるというリスクも発生するのである。そういうわけでますます足が遠のく。
　かといって今から駐車場を大規模にリフォームするのもかなり困難である。もうそうなると滅びるに任せるしかないのである。あるいはいっそのこと、駐車場を軽自動車専用にしてしまうとか（笑）。もっと客が来なくなるか・・・
　　　　　
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