江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

小説

センセイの鞄

本日の癒し画像→ 先日、ブックオフの100円コーナーからこの本を救出した。ハードカバーで100円というのはなんだか申し訳なかったのである。すでに読んでいた本だが、好きな本は手元においておきたいと思って入手しておいたのだ。もっとも誰かにあげる…

「夢を与える」綿矢りさ

この本を読んだ。 夢を与える作者: 綿矢りさ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/02/08メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 128回この商品を含むブログ (285件) を見る 何とも言えない読後感の悪さが残った。読み返したいとも思わないし、作品の深み…

藤沢周平

藤沢周平の作品「蝉しぐれ」は山田洋次監督で映画になって多くの人に知られることとなったが、その藤沢周平の命日は寒梅忌と呼ばれて1月26日、私の誕生日と同じであることを、今日のNHKラジオの放送で聴いた。この○○忌という命名はいったい誰がつける…

白夜行2

今日は2週間目だった。どんどん小説から離れてくる。小説にない展開が登場する。つまりこれは小説を元にした全く別の脚本と思えばいい。そういう観点から観ればよくできたドラマだと思う。自分たちを守るために二人が次々と罪を犯す、そういうストーリーに…

白夜行

今、テレビドラマになった「白夜行」を観ている。東野圭吾ファンの私は出たばかりの時にこの本を読んでいたのだった。彼の作品の中ではこれが最高である。それに直木賞を与えなかったということは大きな過ちである。そして、自分の好きな小説が映像になるの…

昔書いた文章

高校生の時、一時期自分は文芸部というところに所属して小説なんかを書いていた。その頃に書いたものは今から思うと稚拙すぎて恥ずかしくて読み返す勇気はない。ただ、その頃から何となく自分は「物書き」になりたいと思ったいたことはわかる。18歳で人生…

国境の南・太陽の西

「ねぇ島本さん」と僕は言った。「君がいなくなってから、僕はずっと君のことを考えていたんだ。約半年間だよ。六ヶ月近く毎日、朝から晩まで僕は君のことを考えていた。考えるのはもうやめようと思った。でもどうしてもやめることができなかった。そして最…