「夢を与える」綿矢りさ
この本を読んだ。
- 作者: 綿矢りさ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/02/08
- メディア: 単行本
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これから読む人のためにネタばらしはしない・・・と言っても、こうやって酷評すれば読む人も減るだろうが、私はあえて言う。読まなくてもいいよと。
もしも私が高校生で芥川賞をもらい、それから京都大学に入学するという人生を送っていれば、おそらく毎日のように書いて書いて書きまくっただろう。書きたいことは山のように湧いてきたからだ。あの頃の自分はいろんなテーマについて書きたいモノを持っていた。手紙を書くのが好きだった自分は当時手紙をやりとりした女の子宛に便せん何枚もの長い手紙を始終書いていた。そこに文芸評論を書き、文化論を書き、相手への思いを綴った。そうやって自分は過ごしていた。書くことが自分の生活でありすべてであった。私は綿谷りさに言いたい。こんなつまらない物語しか書けなくなったいま、それでもあなたは創作を続けるのか。私の書いた唯一の長編小説「イノコ」の方がはるかに面白く、そして確実に泣ける。
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