江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

「三国志」宮城谷昌光

三国志〈第2巻〉 (文春文庫)三国志〈第1巻〉 (文春文庫)英雄三国志 1 義軍立つ (集英社文庫)
 私は三国志マニアである。中学生の頃に吉川英治三国志を読んだ。「三国志演義」も読んでるし、正史の「三国志」も読んでいる。柴田練三郎の英雄三国志も読んでいる。光栄から出ているゲームも好きだ。PC9801用の初代の「三国志」の時代から遊んでいるくらいである。ちなみにゲームの中でのお勧めは「コーエー定番シリーズ 三國志英傑伝である。かなり難易度が高いゲームだが。
 その私が今日、図書館で宮城谷昌光の「三国志」の存在を知って、自分が今まで知らなかった不明を恥じたのである。どうしてまだ読んでなかったのだろう・・・とさっそく文庫本になってる1巻と2巻を借りたのである。この宮城谷三国志、すでにハードカバーの方は6巻まで出てるという。だったらブックオフなんかを探したらあるかも知れないなあ。それにしてもこの方が作品を次々と執筆するパワーには驚かされる。こんな大長編をどうして次々と出せるのだろうか。そしてどれも面白いのである。しかし、他にどんな本が出てるのだろうかと思ってアマゾンで検索してみてびっくりした。「クラシック千夜一曲 ―音楽という真実 (集英社新書)」という題名の本がある。この方はこんなジャンルにも造詣が深かったのかと驚いた次第である。
晏子(一) (新潮文庫)香乱記〈1〉 (新潮文庫)クラシック千夜一曲 ―音楽という真実 (集英社新書)
 歴史小説の大家というとやはり司馬遼太郎だが、個人的には隆慶一郎もすばらしいと思っている。隆慶一郎の「吉原御免状 (新潮文庫)」は私にとって最高の時代小説である。
 さて、この宮城谷さんの「三国志」だが、第一巻のあとがきを読むと、どうもこれまでに出ている「三国志演義」を下敷きにした他のものとは毛色が違うような趣である。そうなるとかなり違った世界が楽しめるかも知れない。そういう意味でかなり興味を持ったのである。文庫本は1巻2巻しか出ていないので後はハードカバーになってしまうのだが、しっかりと読もうと思う。

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