江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

桜がどこも満開です

exajoe2008-04-06

 私が通勤時にいつもその前を通過する堺東警察署の桜が満開に近づいた。新金岡の交差点のところなのでゆっくりと停まって観るわけにもいかないのだが、それにしても見事な桜である。この週末、大阪のいわゆるお花見の名所はどこも、桜の下でバーべキューをする人たちで大にぎわいであった。大阪府下の公園の中には、大仙公園のようにバーベキュー不可とはっきり決めているところもあれば、浜寺公園のように無料バーベキュー場となっているところもある。それにしてもなぜ大阪の人たちはバーベキューがこんなに好きなのだろうか。大阪府下のバーベキュー場を検索してみたところ27カ所もヒットした。

 その満開の桜の下で人々は肉を焼いて喰い、酒やビールを飲み、酔いつぶれて吐く。ゲロもまた肥料になるのかも知れないが、それにしてもこんな風習は平安時代の昔から変わらない。伊勢物語ではお花見をしながら飲み続けた惟喬皇子が酔いつぶれて、在原業平がその酔っぱらい皇子の相手をするという場面が出てくる。伊勢物語には「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という和歌が出てくる。桜がなかったら春はもっと穏やかな心でいられただろうに・・・という述懐は、花見の時に酒を飲んで大騒ぎしてのどかどころじゃないという現実を皮肉ったものなんだろう。でも、満開の桜の前に立っていると、やはり平静ではいられなくなる。桜には魔力がある。
ハダカの木に花だけがくっついているソメイヨシノよりも、私は何というか山桜が好きである。遠目には白と緑が混じっているために薄い緑色に見える、その風景が好きだ。
 ソメイヨシノ登場以前、昔の日本の桜はこの山桜ばかりだったという。本居宣長の和歌に「敷島の大和心を人問はば朝日に匂うふ山桜花」とあるように、この山桜の花がかつては「やまとごころ」の象徴であったのだ。ソメイヨシノばかり見ているとかえってこういうのが新鮮に思えるわけだが、桜には他にも黄桜や、花そのものが淡い緑色のものもあるらしい。残念ながら私はまだ一度も見たことがないけれども。
 私が大阪のお花見スポットで好きなのは桜宮公園である。クルマを置く場所がないのでもしも行くとしたらJR桜宮で降りて、そこからホテル街のある側の川縁をずっと南下して、天満橋近くの大川が湾曲しているあたりの歩行者専用橋を渡って今度は西側の岸を北上というパターンがいいのだろうか。いや、造幣局の所は今は通過できないはずだから・・・帝国ホテルのある側の船着き場のあたりを歩けばいいのだろうか。でも、過去に自分が見たお花見の中でベストは・・・というと、それはずっと前、平成元年の春に長野県の杏の里で見た、山一面の杏の白い花だったりする。あの年は暖冬だったのか桜の開花も杏の開花も早くて、帰りに寄った円山公園もすっかり満開だったなあ。おっと、桜の話じゃなくなった。白い花ならなんでもいいのか。

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