江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

父と暮らせば32

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 堺市立病院に検査入院していた父を迎えに行った。午前中退院ということで時間が正確に決まっていなかったので、今日は休みをとることにして、職場には欠勤の届けを出した。病院に電話すると11時くらいになるという。そういうわけで家を10時35分くらいに出た。私のFTOではなくてドミンゴで行く。FTOは乗降の時に屈まないといけないので、父にはつらい。病院には11時5分前くらいについた。地下駐車場にクルマを入れて、父の入院する7階の循環器内科に行く。病室に行くと、父はベッドに腰掛けて窓の外を眺めていた。カーテンに血が付いている。点滴の管を抜いたときに血がこぼれたらしい。「まだこんなに血ぃあったんや!」と父は笑っていた。
 心電図をとるために腰に下げていた袋をはずし、胸に張り付いてる端子をはがしてもらってから、父は普段着に着替えた。荷物を片づけ、忘れ物がないかどうかを確認する。飲みさしの牛乳があったので訊くと、朝食についていたという。(ちなみに父は牛乳をあまり飲まない)それで私が残りを飲み干した。
「学校は大丈夫なんか?」と父は訊く。私がいなかったらその時間は自習になったりするわけで、自分が高校生の時のことを考えてみればいい。自習になればみんな大喜びしていたわけで、きっと今頃は生徒も喜んでいるだろう。「ぼくは先生の授業をすごく楽しみにしてるんです!」という殊勝な生徒がもしかしたらいるかも知れないが。
 一階に下りて会計のところに行き入院費を払う。この入院費を払わずにそのまま帰ってしまう人もきっといるんだろうなと思う。退院証明書を交付してもらった。この堺市立病院は会計のカウンターの前に三菱UFJのATMがある。幸い私の財布の中にあるお金で払える金額だったので、ATMの世話になる必要はなかった。そして目の前の階段を下りて、地下の駐車場に向かった。機械に駐車カードを入れて料金を払う。この駐車場の料金は30分100円である。さて、家に帰っても妻も母もいないのだが、(そういうわけで今日は私が病院に迎えに行ったのだが)食事の支度をするのも面倒なので父に「どこかに寄って食べていくか?」と訊いたら「なか卯に行こう」と父が言った。それで帰路の途中にあるなか卯に寄った。食券を買うようになっている。父は「カツ丼を食べる」と言った。私はあっさりしたものが喰いたかったのでおろしうどんにした。父がさっさとテーブル席に座ったので、私は二人分の食券を機械で買った。今の仕事の関係でときどき父はなか卯に寄るのだという。24時間やってるので朝が早い父にはちょうどいいらしい。お昼時ということで近所の工場で働く作業服姿の人でなか卯はけっこう混んでいた。食べ終えて、そこから家までは約5分である。帰った父はこたつに入ってテレビの前に座った。父にいつもの日常が返ってきた。 
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