恋愛写真
恋愛写真(「写」の字は旧字体)のDVDを観た。もちろんオレは広末涼子のファンである。この映画、女性にはすこぶる評判が悪いらしい。つまりはヒロスエ演じる「振り回し系」の女への嫌悪ということなのだろうか。あれは振り回してるのじゃなくて「甘え上手」なのである。その奔放な行動を観ていることが恋する者にとっては幸福なのだ。思い出の中の恋人は美しい。時間というフィルターは不愉快なことや困ったことをすべて洗い流して、嬉しかったことや美しかったことだけを記憶の中にとどまらせる。自分の中のなつかしい部分を思い出させてくれるという点で、この作品はいい。あと、松田優作の息子のしぐさが親父そっくりなのは、演技なのかそれとも遺伝なのか。それがかなり気になった。