江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

どんな人間がモテるのか

モテる男がうらやましいと思ったことは少ししかない。その理由は、仮にオレが今のオレとは違った人間になって結果的にモテたところで、それは今のオレがモテているわけではなくてオレではないオレがモテているということだからだ。たとえばオレは背が低いが、もしも身長が高かったらもっとモテただろうかなどと考えることは意味がない。きっと背が高かったらいろんなことが違っていただろうし、そうやって違った自分は違った価値観を持っていたはずだからだ。今のオレではない人間のことをあれこれ仮定することにオレは興味はない。オレが興味のあるのはオレのことだけだ。
小学校の時に、Sという大地主の息子がいて、かなり女の子にモテていた。いわゆる美少年だったと思うし、見渡す限りの広い田畑がみんなそいつの家の持ち物だったことを思えば、今の資産価値になおしたらやはり数億になったのだろう。しかし彼はオレに向かって言った。「おまえみたいに勉強ができるようになりたい」要するに人はみな、自分にないものを求めるということだ。
少ししかうらやましくない理由は、自分がちゃんといくつもの恋愛を経験し、決して「モテない男」だなんて思ってないからである。
オレにとって「モテる男」の定義は、100%どんな相手でも自分を好きにならせることができるという意味で、そんなことはなかなかありえないことだ。だって人には好みがあって、ペ・ヨンジュンに対して「けっ!」と言い放つ人だっているからだ。
 恋愛は勉強やスポーツとは違う。経験はある程度ものを言うが、努力が必ずしも報われるとは限らない。なんの努力もしないのに天性の能力を備えてるヤツだっている。だからこそ人生はいろいろあって面白い。

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