江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

飲酒運転撲滅

 このCMはせつない。
 このCMに登場する柴犬「こゆき」は、今も亡くなった主人の遺影のある仏壇の前から離れないのだという。

事故で亡くなった主人待つ柴犬の飲酒運転撲滅CM 母が思い語る
NEWS ポストセブン 8月21日(木)7時6分配信
 大好きだった人と歩いた道をひとり寂しげに辿る柴犬の「こゆき」。「大切な人が突然いなくなるという事、あなたは想像できますか?」というナレーションは、こゆきの気持ちを代弁したかのようだ。今、1匹の柴犬を主人公にした飲酒運転撲滅を訴えるCMが切なすぎると話題を呼んでいる。
 福岡県に住んでいるこゆき(メス、8才)。実は、3年前に飲酒運転によって大切な人を亡くしている。2011年2月、友人とともに歩道を歩いていた山本寛大くん(当時16才)は突然、猛スピードでやってきた乗用車に後ろからはねられ命を落とした。2人ともほぼ即死だったとみられている。運転手の男には懲役14年の実刑判決が下されたが、遺族の悲しみが癒えることはなかった。そしてそれは、こゆきにとっても同じだった。毎日遺影の前で涙を流す母・美也子さんの隣には、常にこゆきの姿があった。
「自宅に仏壇を置いて以来、こゆきが側を離れなくなったんです。私がお線香をあげて立ち上がると、“今度は私の番よ”と言わんばかりに仏前に座って、お線香がなくなるのを見ていたり、昼寝をしたり。はじめは座布団が好きなのかなと思ったのですが、座布団を移しても仏壇の前を離れない。家の中にいても外に出てもそわそわと落ち着きがなくて、まるで寛大の帰りを待っているかのようなんです」(美也子さん)
 こゆきは別れを告げることすらできず、最愛の人との仲を永遠に引き裂かれたのだ。
「犬だって大切な人を亡くしたら悲しいんです。人間だったらなおさらのこと。犯罪をやめようという言葉が広がっていけば、飲酒運転も危険ドラッグもなくなっていくと思うんです」(美也子さん)
 今日も仏前で寛大くんの帰りを待っているこゆき。私たちはもう、二度と同じ過ちを繰り返してはならない。
※女性セブン2014年9月4日号

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