ぼー ふー けいほう
大阪は朝から曇り空で、もちろん雨なんて降っていないし、街路樹を見れば風は強そうなんだけど、でも「危険」なんてどこにもなかった。しかし「暴風警報」なのである。これが出ていれば学校は「休校」になるわけで、当然今日の終業式も中止だ。なんということだ。どうやって通知票を渡せばいいのか。
校舎の3階の窓際で「ぼーっ」としながら無人のグラウンドを眺め、そして「ふーっ」とため息をついた。その時にふっと咳き込んで「けほけほ」としてしまった。
とりあえず明日から三者面談をするので、そのときに通知票を手渡しして、そして渡せなかった分(すでに16日に面談を終えた保護者たち)の分は郵送ということになるのである。
台風が来たときに時々この理不尽な「臨時休校」という事態が発生する。もちろんそれは生徒の安全を確保するために必要なことなのだ。そして災害に対する備えはやはりこうした「回避」の姿勢がもっとも望ましいことは言うまでもない。そして今回の台風、見事なまでの90度右転回ターンをなぜか天気予報は的中させ、その予報通りに動いていったのだった。昔の台風予報って当たらなかったよなあと思う。
「臨時休校」という措置はすべての準備していた予定を吹っ飛ばす。それもまあ仕方ないのだけど、クラスのことでまだまだ決まっていないこともいくつかあったのだ。次は2学期だよなあと思うと、ちょっと気が重いのであった。
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