やりなおしの中学英語 - 江草乗の「大人の物欲写真日記」

exajoe2011-02-20

　受験勉強する時に「英語が苦手」という人は多い。そういう人はたいてい、１月から１２月の月名を正しいスペルで書けなかったり、曜日の綴りを間違えたりするわけだ。私は高校受験の時に、１００ページほどのある一冊の受験用の問題集を「どの問題も一つも間違わずに１００％できる」レベルまで完璧に解いた。高校入試レベルならばそれは可能だと思うし、高校入試問題程度で一問でも間違うということは、基本がわかっていないということである。そんなやさしいレベルの知識で勘違いなんかは許されないのだ。そこを１００％クリアしてはじめてその上に知識を築いていくことが可能なのであるし、高校入試レベルで１００点を取るということは、９０点よりも１０点分上という意味ではない。人間には必ずケアレスミスがある。１００点を取るということはケアレスミスさえもしないということであり、それは１２０点分くらいの力があって初めて可能になるのである。
　勉強をしないヤツ、成績が悪いのにその責任は自分にあるということがわかっていないボンクラというのはそのことがわかっていないのである。成績が悪い生徒はたいてい「授業集中」ができていない。授業中に教師が話すことや説明することをきちっと理解できていないのである。しかしそういう馬鹿に限って「教え方が悪い」などと文句を付けるのである。教え方は問題ではない。どんな拙劣な授業であろうと、理解すべき情報がそこに存在し、それが自分の知らないことであればそれをきちっと受け止めて吸収することが大切なのである。
　もっと短時間で効果の上がる方法はどこかにあるかも知れない。しかし自分が与えられたわずかな吸収できる知識というのはそれほど多くないのだという事実を謙虚に受け止めて、少しずつ理解を積み重ねるしかないのである。