かき氷のこと
写真は中村軒のマンゴー氷→
昨日は「ざるそば・ざるうどん」という夏の麺類について書いたが、季節商品といえばやはりかき氷である。確かに真冬でもかき氷を提供している店は私の知る限りではフルーツガーデン山口果物店くらいだろうか。ファミレスでもメニューに載るのは夏だけだし、それを売り物にしている喫茶店でもそうである。
夏の、それも強烈に暑いその瞬間にだけ「かき氷タイム」というのが我々に降臨する。「ああ、この暑さはもう耐えられない！ かき氷を喰うしかない」その切実な肉体の欲求に応えてくれるのがかき氷なのである。
ファミレスのかき氷にはまずいモノが多い。それはなぜか？ おそらく氷の状態にあるのだと思う。かき氷も目が粗いものと細かいものとは明らかに口に入れたときの感覚が違うのである。しかし、目が細かいと作るのに時間が掛かるのである。それで大量生産のファミレスでは必然的に目が粗くなる、つまり氷の粒子が大きくなるのではないか。
おいしいかき氷を売り物にしている店はやはり値段もそれなりに高い。しかし、そこで得られる満足感はそれ以上である。だから私はかき氷を愛しているのである。
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