アフリカを知ること
勤務先の学園の図書館に入った新刊書にこういう本があったのでさっそ借りて読んでみた。
- 作者: 白戸圭一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/07/31
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 99回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
豊かになれば、犯罪は自然に減っていくものだと言われる。しかし南アフリカの場合は2005〜2007年とほとんど犯罪発生件数は横ばいで改善されなかったのである。2007年の殺人事件認知件数が18487件、これは人口10万人当たり40.5件ということになり、日本の40倍、アメリカの7倍である。(アメリカもかなり犯罪が多い国だとよくわかるが・・・)
強盗事件の発生率はもっと高くて日本の120倍だという。住民の誰もが被害に遭うのだ。
そのため日本人の商社マンなどは半ば要塞化されたような厳重な警備の家に住むことになる。庭にはシェパードが放し飼いされ、扉は二重、あちこちに警報ボタンがあって、通報すれば数分で銃を持ったガードマンが駆けつけるというふうになっているとか。もっとも危険な瞬間は車で帰宅してガレージの電動ゲートが開くまでの数秒だという。その数秒のうちに強盗団の連中が出現して銃を突きつけて財布や携帯電話、車を奪われるらしい。
興味深いコトバが出てくる。
「誰もが一様に貧しい社会では犯罪、特に組織犯罪は成立しにくい。巨大な所得格差が生じた時、貧しい側は犯罪を通じて「富」にアクセスしようとする」
これが南アフリカの真実である。一部の豊かになった黒人と金持ちの白人が存在することが犯罪を生み出すのかも知れない。
恋人にはマウスを贈ろうキャンペーン中! 激安メモリを買うなら上海問屋 上海問屋 互換インク即売所
windowsXPプレインストールのノートパソコンがたったの3万で買える!
格安価格で本を書う アマゾンのエコストア
江草乗にメールを送る人はここをクリック 江草乗応援プロジェクトにちじぃうざあっき