江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

卒業式の意味 

 もうすぐ私が担任する生徒たちが卒業式を迎える。「卒業おめでとう」という挨拶が普通になる。しかし、学校を卒業して社会に出て行くということはそんなにハッピーなことなんだろうか? それが私の持つ根源的な疑問なのである。社会ってそんなにいいところか?である。だって大学を出ても70%くらいしか就職できず、大量の失業者が町に溢れ、派遣や期間労働舎という不安定な身分しか手に入らない。入った会社がすぐに倒産してしまってとう悲劇も後を絶たない。そんな世の中に出ていくことのどこが「おめでとう」なのか。この場合の「おめでとう」というのは留年よりも卒業の方がおめでたという相対的なものでしかなく、もしもずっと学生でいられるならばその方が社会の厳しさに投げ込まれなくて済むという意味で幸福なことかも知れず、そんなことを思うのである。
 大学生の頃、私は結構羽振りが良かった。バイトでかなり収入があって、月に20万をこえてることもあった。そのまま大学生という身分をずっと続けていられたらどうだっただろうか。もしも今みたいにインターネットで為替や株の取引ができる時代に自分が大学生だったとしたら、きっとそこでゼニを稼ぐようになっていてずっと大学生を続けていたかも知れない。就職しない人生を選んでたかも知れない。しかし、あの時代はそんな生き方ができるなんて夢見も思わず、手取り13万の公務員生活をスタートさせたのだった。それから教師生活27年ということになるとは予想もしなかったが。きっと途中でこの仕事に飽きると思っていたからである。しかし、自分にはたくさんすべきことがあった。学校にはたくさんの自分を必要とする仕事が存在し、自分の助けを必要とする生徒たちがいた。
 公立高校で私が最初に高校3年生を担任して卒業生を出したのはもう22年も前のことだ。そのときに担任した生徒たちはもう40歳になっている。あの頃はまだよかった。日本はその頃バブル経済謳歌していて、生徒たちの将来も明るかった。そのときの生徒で、今でも年賀状をくれる人もいる。みんな元気にしてるのだろうかとなつかしkなる。卒業式の時にクラスの男子生徒が私を胴上げしてくれて、宙高く舞い上がりながら私は「落ちたら死ぬかも」と思った。そんななつかしいことをふと思い出す。あれから逢っていないみんなは今どうしてるだろうか。

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