江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

京大入試研究会

exajoe2009-09-19

 今日は出張でK塾の主催する京大入試研究会に出かけた。土曜日ということでもっと大勢集まるかと思ったのだが、参加者は意外に少なかった。K塾ではなくS台とかの研究会に流れてるのだろうか?
 今年の春に出題された京都大学の二次試験の問題を解説しながら、来年度の傾向を予想し、京大の問題の特徴を理解するというまじめな研究会である。講師のY崎さんを見てふと思ったのだが、20年近く前に自分がこのK塾で解答速報作成をした時にリーダー格で解答のとりまとめをしていた方じゃなかったかなということである。先方ももうすっかり忘れてるだろうと思うが、ずいぶん昔の記憶がよみがえってきた。もしも自分が今働いている私学ではなくてそのときにK塾に移籍していれば、自分があそこに立って解説をしていたのかもと思ったのである。

 入試問題を解いていて思うのだが、この作業自体は何も生み出さない。こういうことをしながら「自分は人類の進歩に何も貢献していないなあ」と思うのである。自分が問題を解けることと、生徒にその方法を教えることとは違う。問題を読みながら天啓のように自分の頭の中にひらめくことが、生徒が同じようにひらめくわけがないのである。だから自分ができることは「この単語がわかるとこういう訳になる」「主語や目的語を補いながら読みましょう」などというアドバイスをするくらいである。そんなことを自分は何も考えずに自然に文章を理解し、設問を解いてるわけである。
 知ってるだけで便利な作品に関する予備知識、たとえば「狭衣物語は、狭衣大将が源氏の宮に片想いする物語だ。」「蜻蛉日記は夫が自分のところに来てくれないことの愚痴を延々と書き、たまに来てくれても文句ばかり言ってる嫉妬深い女の戯言だ。」「更級日記の前半は物語ヲタク、後半は出家ヲタク、作者は元祖腐女子」というふうなことを自分は十分に理解しているから読めるのであり、古典ヲタクでも何でもない生徒たちは、それを知識として補わないといけないのである。
 K塾の教室にある机と椅子は、高校や中学にあるような机と椅子である。クッションもないこの固い椅子は、痔の生徒にはつらいのじゃないかと思ってしまう。

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