クルマの中が一番涼しい - 江草乗の「大人の物欲写真日記」

exajoe2009-08-20

　冷房がキンキンに冷えてるのが好きだ。「寒い！」と感じるくらいに冷やすのがいい。そういうわけで涼を求めて夏は放浪するのだが、それくらいに冷えてる場所はパチンコ屋くらいしかない。パチンコ屋の中は同時にタバコの煙がもうもうとしている。禁煙コーナーのあるパチンコ屋というのは存在するのだろうか？パチンコ屋という場所に行かないからよくわからないのだが。
　比較的涼しい場所として自分が選ぶのは、近隣の市の図書館である。自分の住んでる市の図書館よりも、お隣の市のこの図書館の方が本も多いし、座って読めるスペースも多くてゆったりとしているので、ついついそこにクルマで出かける。５キロほどだから１０分もあればつく。駐車場は２時間までは無料である。もしも２時間以上とめる場合はいったん駐車場を出ればいいのである。そういうわけでのんびりと雑誌や新聞を読むのにちょうどいいのである。この図書館にはサイクルスポーツもあるし。

　そういえば、大学生の頃はこのサイクルスポーツという雑誌、毎月買っていたなあと思い出す。そこには旅日記を投稿するコーナーがあって、大学の４年間に３度、自分の書いた旅日記が掲載された。１９７９〜８３年のサイクルスポーツをお持ちの方は、そこに登場する京都大学サイクリング部所属の変なサイクリストの紀行文を見つけることができるだろう。雪の愛宕山にアタックした話、伊豆で行われたチャレンジサイクルロードレースに参戦した話、そして信州の峠を走りまくった話と３本が掲載されたのである。
　就職してからもしばらく買っていたけど、いつしか買っても読まずに放置するようになり、そのうち買うのを止めた。そういうわけで自分はサイクルスポーツの読者ではなくなってしまったのである。それは走らなくなったことと相関性が高い。就職してからも夏休みや春休みという長期の休暇には自転車で旅に出かけたことがあったが、いつしかそれをやめてしまったのは、ひとえに体力の低下という事情がある。走ることが楽しいことから苦しいことに変わってしまったのだ。どうしてなんだろう。
　学生の頃は毎日トレーニングしていた。フルマラソンを走れるくらいに長距離走には自信があった。まだトライアスロンという競技は知られていなかったが、もしも自分が学生の時にそれを知っていれば参戦しただろうと思う。自分の足で走ることにも自信があったからだ。
　そうそう、キンキンに冷えた場所だった。それはクルマの中である。エアコンの設定温度を１９度とかにするとものすごくよく冷える。涼しくて天国である。まさか家のエアコンでそんなに冷やすわけにもいかないので、クルマの中で涼をとるのだ。