男のたまねぎカレー - 江草乗の「大人の物欲写真日記」

exajoe2008-11-17

　おいしいカレーが突如食いたくなったので、カレーを作ることにした。レトルトを使うよりも、作った方が美味しい。そういうわけでキッチンストッカーを捜索したらＬＥＥを発見した。ルータイプの５倍である。このＬＥＥなんだが、妻はどこで買ってきたのだろうか？イズミヤで売ってるのを見たことがあるのでそこで買ったのかな。楽天市場で買おうと思っても売ってないのである。
　私はこのＬＥＥのルーが好きである。ところがこれで作ったカレーは辛くて子ども向けではないので、妻にとっては面倒なのである。私の分だけを別にしたいといけない。そういうわけで自分だけ勝手に作って食べるということは妻の希望にも応えたことになるのだろう。このＬＥＥのレトルトタイプはちゃんと楽天市場でもアマゾンでも買える。５倍、１０倍、３０倍といろんな激辛ものがあるのだが、私は５倍で十分である。そんなに辛いものを食べても後に残るのは辛さだけであって、カレーのおいしさが味わえないじゃないか。一番いいのは辛くてかつおいしいという、京都のビイヤントみたいなカレーなんだが。ああ、また京大病院の前のビイヤントに食いに行きたいぜ。

　そうそう、このレトルトタイプのLEEの食べ方だが、大量のスパゲティをゆがいて、そこにこのルーをぶっかけるというカレースパゲティがけっこう私はお気に入りだった。なぜそういう食べ方をしたのかというと、昔田舎の公立高校で勤務していた頃によく出かけたホワイトという喫茶店があって、そこでよくランチに食べたメニューがカレースパゲティだったのだ。今はその店も美人のおかみさんも思い出の中にしかないのだが、スパゲティにレトルトのカレーをぶっかけて食べるときはそのときの味を思い出していた。この時にかけるルーはＬＥＥでないとだめだ。他はおいしくないからだ。ＬＥＥの５倍が私にとってのベストの選択だったのである。
　自分一人分だけちょこっとカレーを作る時、面倒だから具はたまねぎくらいしかいれない。タマネギを半個きざんで、それを鍋に入れてしばらく待つ。タマネギはやがて少し溶けて柔らかくなって透明になってくる。それからルーを入れるだけというなんともお手軽手抜きクッキングである。ルーがおいしかったらそれでも十分なのだ。そうして待つことしばし、十分にタマネギがやわらかくなってくるとルーを入れる。そうしてできあがりである。おいしそうな香りが台所中にただよう。今日は母と私しか家にはいない。母はさっきチキンラーメンを作っていた。私はこうしてカレーを勝手に作ってるのである。

　できあがったたまねぎカレーを食べる。うん、この味だ。この辛さが自分の好きな味なのである。妻が作るカレーは辛くない。どうして辛くないのかと思ってルーを確かめると、ハウスバーモントカレーとか熟カレーとか、ＳＢゴールデンカレーとかが出てくる。しかも中辛とかである。そういうカレーを食べるときは、カレー状の食べ物という認識しかない。子どもたちはそれでもいいのかも知れないが自分はいつも悲しい。それで妻が「今日の夕食はカレー」というメールをくれると少し悲しいのである。そこには自分が求めるカレーは存在せず、家族のため子どもたちのためのカレーがある。それをわびしく食べながら、もっと美味しいカレー、いや自分の好みにあったカレーをという願いをいつも持っていたのである。
　私がこうして気に入って食べているカレーの味を想像したい方は、上にあるレトルトの写真をクリックして、５倍のＬＥＥを一度買ってみてください。そうしたらきっとどんな味かすぐに理解できると思います。ルーの味の基本は変わらないので。大きなスーパーなら売ってるかも知れません。アマゾンの通販では１０００円で４つ、一つ２５０円くらいで買えます。でも一番確かなのは、このたまねぎカレーを同じ作り方で再現して作ることですけど。
　知人が電子辞書を買おうと探しているのでときどき質問のメールが届く。このあたりがお手頃で便利だろうか？