大阪モーターショーその２ - 江草乗の「大人の物欲写真日記」

　長くなってしまったので二日に分けて続きを書いています。このモーターショーの目玉といえばやはりスカイラインＧＴＲでしょう。もちろん黒山の人だかりでした。大人気であることがよくわかりました。そして、トヨタや本田にかなり引き離されたように見えたけど、ちゃんと日産も巻き返してきてるとうことがわかりました。まっぷたつに切った模型の前でも大勢の人が群がっていました。

　ただ、私が気になったのはそこで同時に展示されていたＧＴＲグッズのあれこれです。中でも驚いたのはアタッシュケース、これがなんと驚きの価格でした。こんなのをいったい誰が買うのでしょうか。ガラスケースの中なのでちょっと周囲のものが写りこんでいてうまく撮れてないのですが、価格に注目してください。なんと50万円ですよ。あまりにも高価なことに驚いた次第です。いったいこんなのを誰が買うのでしょうか。もちろん私は買わないですけど、でもこの大きさ、今使ってるノートパソコンを入れるのにちょうどいい大きさなんですね。誰か私にプレゼントしてください。

　さて、日産の展示ではこの水平移動できるクルマがありました。車輪の向きが回転するので真横に移動でき、縦列駐車が簡単になるというものです。つまり真横から入ればいいというわけなんですが。そしてもっと注目を浴びてもいいはずのフェアレディＺはＧＴＲ人気に隠れてひっそりと鎮座していました。赤のＺもなかなかいいなあと私は個人的に思ったのですけどね。

　フェラーリといえば赤なんですが、ランボルギーニはやはり黄色であって欲しいですね。赤いフェラーリはあったのですが、黄色いランボルギーニはなかったのが残念でした。こんな落ち着いた藤色のランボルギーニは
赤色のフェラーリノートパソコンを出してるのはACERですが、ASUSは黄色いランボルギーニノートパソコンを出していましたね。そのクルマのイメージカラーを考えたときに、ポルシェなんかは何色を考えたらいいのでしょうか。個人的には三菱ＦＴＯはやはり赤だと思ってるのですが、それは自分が乗ってるからというのが最大の理由です。

　そうそう、会場に展示されていたクルマの中で、今乗ってるＦＴＯの次のクルマとして期待したくなったのがホンダのＣＲーＺでした。排気量2000程度で２ドアクーペ、大きすぎないサイズで運転する楽しみを満たしてくれるクルマということでいつ出るのかとちょっと楽しみになりました。できれば値段も安く出してくれるといいのですけどね。２５０万円くらいで買えればなあと思います。ホンダはインテグラＴＹＰＥ−Ｒがなくなって、手頃なサイズの２ドアクーペが今のラインナップにないので、ぜひこのクルマは早く出して欲しいです。日本車の中で２ドアクーペはもはや絶滅種の感がありますが、スカイラインＧＴＲみたいな高価なクルマを誰もが買えるわけではないので、２０代の若者が気軽に買えるような価格のものを出して欲しい。どうやらハイブリッド車として開発されてるらしいけど、どんなのが出てくるのでしょうね。インサイトは期待はずれだったので。

　そうそう、この会場に展示されていたクルマの中で一番高価な値札、５８４８万５０００円のついたのが実はこのクルマ、マイバッハでした。メルセデスベンツのコーナーの一番奥にひっそりと置かれていて、さほど人も集まっていなかったのですが、いったいこんなのを誰が買うのかと驚くような価格ですね。それにもまして驚いたのはオプション装着後の価格なんですが、まさかこんな贅沢なクルマを購入する金持ちが私みたいにケチなおっさんで「もったいないからオプションはみんないらん！」などと言うはずもなく、きっと全部つけてしまってこの６０００万円を超える価格になってしまうのでしょうね。いやはや。

　あと、いったいどこからドアが開くのかわからなくて悩んだのがマツダのこのクルマです。これでは乗り降りできません。上部のガラスハッチのようなところがパカッと上に開くのでしょうか。それとも全く予想外のところが開くのか。あるいは乗員は一度乗れば脱出不可能で最後は死ぬまで乗り続けないといけないのか。いやいやそんな馬鹿なことがあるわけがない。でも開くところが見たかったなあと思いました。

　そうそう、こういうのもありました。自分にとって購入対象ではないけど。というかこんなでかいクルマはどうするんだよと思ってしまう光岡自動車の「大蛇（オロチ）」とレクサス、このレクサスのミラーがなんだか小さなカメラみたいなのになっていて、実は会場の他のクルマにもこういうのがあったのですが、ドアミラーが進化した形はこんなふうに超小型のカメラになってしまい、メーター類の脇に液晶モニターの形で表示されるようになるのだろうかと思ったりします。そうなるとシートの位置には無関係になるから乗車位置によっていちいち調整する必要がなくなるわけですけど。オロチは存在感ありまくりですね。フェラーリやランボルギーニを買うのならはるかにオロチの方が安いし、エンジンはトヨタ製だから故障のとか燃費の心配もないし、毎日の通勤に使ってもいいスーパーカーということになるのでしょうか。もっともこんな幅のでかいクルマは我が家の車庫には入りません。ドアが開かないと思います。実は私が次のクルマを購入するときに重視するポイントは車幅なんですよ。スカイラインＧＴＲが買えない最大の理由は、金額が問題なのではなくて、あの１８９０ミリという車幅がおそらく我が家の車庫の場合はドアを開く余裕すら与えないという可能性です。

　まあ二年に一度のモーターショーということで次は二年後なんですが、どうしていつも開催期間はこんなに短いのでしょうね。おかげで大混雑です。もっとも開催期間を長くすると今度はメーカーさんとかも大変かも知れませんけど。この後福岡会場に場を移してモーターショーが行われるということですが、クルマ好きの子供がもっと増えて、日本の自動車産業がこれからも発展することを期待します。