江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

伊勢物語の快楽

 最近ちょっとした時間ができるとせっせと読んでるサイトがある。それは九州大学附属図書館所蔵貴重資料画像データベースというサイトなんだが、そこでも伊勢物語がけっこうお気に入りである。ここにある伊勢物語の写本を読むのである。なぜ伊勢物語かというと私は伊勢物語ならほとんど本文を暗唱してるからであり、読めない仮名があっても記憶で再現できるから、つまり読む練習にもってこいだからである。

 この写真は私の好きな伊勢物語69段、伊勢斎宮のお話である。こんな和歌のやりとりがあったのである。

きみやこしわれやゆきけむ おもほえず ゆめかうつつか寝てかさめてか
(あなたがいらっしゃたのか私が行ったのでしょうか わかりません 夢か現実か 寝ていたのか目がさめていたのか)

かきくらすこころのやみにまどひにき ゆめうつつとはこよひさだめよ
(あたり一面 暗くする 心の闇に迷ってしまいました 夢か現実かということは今晩決めてください)

 伊勢物語にはさまざまな要素がある。恋の話だけではない。業平と惟喬親王との間の主従関係の話もある。第一皇子でありながら母親の身分が低いために天皇になれなかった惟喬親王は、水無瀬にあった離宮で酒に溺れ、狩りをして日々を暮らすのだがある日突然出家してしまう。比叡山のふもと、小野に隠棲した親王のところを業平は訪問し、そこでさまざまな思い出話をする。天皇の孫、母は皇女であるという家柄に生まれながら貴族としての出世を果たせなかった在原業平と、弟の惟仁親王天皇の座を奪われた惟喬親王とは、お互い似たもの同士と自らの境遇を重ね合わせていたのかも知れない。

 そうそう、ミシュラン東京版MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)という本が話題になってるそうだが、そういうグルメガイド本は昔からあったわけで、本当にうまい店は東京よりも大阪にあると思ってる私は早く大阪版を出してくれないかと思ったのであった。しかし、この調査員というのは外人なんだろうか。どういう基準で日本の和食の店を評価したのかとふと不思議になったのである。
 
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