カミナリと夏　 - 江草乗の「大人の物欲写真日記」

　昨夜は激しい雷雨があった。瞬間的な停電が起きたくらいで、落雷でパソコンがやられるそうだからそういうときのためにヤバイと思ったら電源を抜いておくべきなのかも知れない。雨はかなり激しくて、まさにバケツをひっくり返したような雨だった。そのおかげで午前中の空気はひんやりしてて、ここ数日にはなかった快適さだった。私は書斎のエアコンを動かさずに扇風機だけでパソコンの前にいた。
　長男（中１）は野球部の練習をこなしつつ、順調に宿題も片づけてるようなのだが次男は宿題が進まない。今日も小数と分数の混じった計算がわからないということで教えることとなった。（次男は小学校５年）こういうののやり方ってちゃんと学校で習ってるはずで、それを解けないということはちゃんと聞いていないのだろうなあと呆れるが、とにかくそれでも教えるしかないのである。
　自分は学校の勉強のことを親に聞いたことがあったかなと考えてみたが、そんなこと一度もなかった気がする。小学校や中学校の勉強でそもそも「わからないこと」などなかったような気がするし、宿題を人に訊いたこともない。教室で先生の話を聞いているだけで基本的に授業内容はみんな頭に入っていたはずである。自分にとって「自力で解けない問題」との出会いは高校受験の勉強をするために問題集を買ったりした頃であり、その頃にはもはや親に教えてもらえるようなレベルではなくなっていた。宿題を親に訊こうとするこの息子たちをいったいいつまで自分は教えることができるだろうか。いつになったら「こんなことは親に訊いても無駄だ。自力でなんとかしないと」というふうになってくれるのだろうか。
　二人の息子はそれぞれ自分専用のマイパソコンを持っている。いつでも触りたいときにパソコンに触れる環境にはあるわけだ。子育て手抜き王を自認する私はこういうパソコンソフトを与えることでごまかしていたりする。