期末試験採点終了

　昨日期末試験が終わって、それから二日間採点に追われていた。試験が終わって最初の授業の時に必ず試験を返却する・・・というこだわりがあるので、何が何でも片づけないといけないので必死で採点したのである。今日無事に採点を終えてほっとしている。
　試験を返却するときに生徒には必ず問題用紙を持参するように義務づけている。なぜか？それは試験というのは何点取れたかということが問題ではないからだ。もちろん最終結果を判定する入学試験や卒業試験のようなものなら何点というのは重要だが、定期試験というのはその時点での自分の理解度をはかるものであり、わかってるところとわかってないところの確認が主たる目的である。ところが成績の悪い生徒ほどその意味がわかっていない。問題用紙を持参することを忘れているごく少数の生徒は、必ず点数も悪い。だから次の試験はもっと点数が悪くなるし、その結果大学受験もかなり入学試験の学力偏差値の低いところしか行けないということになる。努力した受験生が集まる大学の教育の質が高くなるのは当然の結果だが、その逆も真なりというわけで努力しなかった受験生の集まる大学の実態はひどいモノらしい。ここで具体的な校名は出さないが、大学で教員をしている知人から聞くその実態は恐るべきものであって、大学生と言うよりは動物園の野獣というレベルらしい。講義の時の私語が減ったのはみんなメールを打つのに忙しいからだとか、学生を注意すると「うぜぇんだよ」と暴言が返ってくるとか。
　これがおそらくゆとり教育の成果なんだろう。日本の教育はいったいどこにいくのだろうかと、私は正直言って心配している。とりあえずは土曜日の授業を復活することだろうか。
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