同窓会

　以前に勤務していた高校の同窓会に出た。集まったのは約６０名である。その学年は高校１年、２年と担任していたわけで、２年間教えていたことになる。生徒の顔を見ていて、見覚えがあるのだけど名前がなかなか思い出せない。そういうわけでかなり苦しんだのである。生徒たちはみんな私の顔を見てすぐに「あの変なオッサンが江草だ」とわかるわけだが、私は１４年の月日ですっかり美男美女になったかつての教え子たちのもとの顔がなかなか思い浮かばなかったのである。
　よく覚えてるのはやはりワルガキだ。手を焼いた生徒ほどよく覚えている。
　そして、まだ３１歳くらいだというのに、一人の生徒の訃報を聞くことになった。そのことも驚きだった。宴会は19:00〜21:00　そのあとは三々五々、二次会へ行くモノはそれぞれのグループになって消えていった。私は帰宅してからの作業が残ってるので一次会だけで早々と帰ることにした。
　去る者は日々に疎しという。しかし１４年のブランクがあってもちゃんと自分の授業のことを覚えていてくれたかつての生徒たちに感謝したい。あれから１４年、自分は多くの生徒を教えてきた。しかし不思議なことに一番よく覚えてるのは教師になったばかりの頃に教えたもう20年以上も前の生徒たちなのである。

(←ブログランキング投票ボタンです。６／21　21:35現在で140位です。）



恋人にはマウスを贈ろうキャンペーン中！
格安価格で本を書う
株式ランキング投票←ぜひクリックして下さい。５位につけています。
個人サイトランキング投票←堂々の２位です！