父と暮らせば25
父は退院してからめっきりと元気がなくなった。「自信がなくなった」と言う。無理が出来なくなったというふうに感じてるのだろうか。仕事は再開していて、朝早く軽トラックを運転して卸売市場に行く。タバコ代が不要になった分、お金を稼ぐ必要などもうないのだが。
父が食べるお菓子を私が時々買って来て補充するのだが、一昨日に「ビスケットとカンパンを買って」と頼まれて、昨日は忙しかったので今日帰りに寄り道して買ってきた。味覚障害で醤油味のものがあまりおいしく食べられなくなったのだが。甘いモノはちゃんとわかるし、ビスケット類も実はかなり好きである。あの砂糖のついた「動物ビスケット」というのもけっこう父のお気に入りである。立っているとふらつくことがあるということで、もうどこかへ散歩するのも徐々にきつくなってくるのかも知れない。そういえば入院する前は美術館に行ったり、御堂筋パレードを見に行ったり、奈良の国立博物館に行ったりしていた父がこのごろはベッドに横になってることが多くなった。
今朝、部活動の指導のために朝8時くらいに家を出たのだが、父は「今日は仕事か・・・」と私の顔を見て残念そうに言った。仕事が忙しい時期は父とあまりゆっくりと話せない。日曜日の昼に父を連れてお好み焼き屋さんに出かけるのも今はちょっとご無沙汰だ。息子とゆっくりと話せないことで父も寂しいのかも知れない。
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