江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

通知票書きました

 中間試験の成績を通知票に書き込んだ。この作業は手書きである。おかげで数字の記入ミスが2件も発生してしまって訂正印を押して直した。77と書くべきを79と書いてしまったりとかである。見苦しい通知票になってしまうのはなんだか申し訳ないのだけど。これをクラスの人数分書くのでかなり時間が掛かる。
 成績処理は今はパソコンで一覧表が出てくるわけだが、昔は手書きだった。大きな紙のクラス成績一覧表に、各教科から届いた伝票の点数を転記して、それから縦横を電卓やそろばんで集計していたらしい。エクセルを使えば瞬時に出来ることを手書き、手計算でやっていたのである。私が教師になって間もない頃、クラス担任の先生方はその手作業をこなしておられた。初めて担任を持ったときにその手作業が面倒だなと思ったが、BASICでその一覧表が出力されるプログラムを書いておられる先生がいた。それを使ってる先生方もいた。私は当時手に入れたPC9801/F2というNECのパソコンで、マイクロソフト社のマルチプランという表計算ソフトを使って一覧表を作成して、それでクラスの成績一覧表を作成したが、教務主任に提出する一覧表は従来の手書きのものとされていて、なんでこんな無駄な作業をしないといけないのかと腹が立ったことを覚えている。後にパソコン出力のものでもOKとなり、ロータス123を用いて学年全体の成績一覧表を作ったりするようになったのである。エクセルもその頃はもう登場していたはずだが。進路指導係だった時はNINJA3というカード型データベースを用いて、卒業生全員の実力試験の成績と受験した大学・短大の相関性がわかるような資料を作成したことを思い出す。パソコンなしでは仕事が出来ないような環境に最初からいたわけである。
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 もう絶滅したと思っていたが、どうやらロータス123はまだ健在のようだ。こうしてちゃんとアマゾンで購入できる。でも市場シェアはいったいどの程度なんだろう。私の職場には使用者はもういない。

 手書きの通知票のよさは、記入しながらその生徒のことを思い浮かべることである。書くことで各教科の点数を確認する。自分が教える古典をがんばっていても数学や理科がからきしダメな生徒もいれば、逆に古典が全く出来ないのに数学はクラスで上位の生徒もいる。きっと神様はパソコンを使うことで仕事が楽になった教師に対して、生徒の成績を見つめるための大切な機会を用意するためにこの手書き通知票を残しているのかも知れない。
 私の書く数字は不格好である。親に笑われそうで、書きながら少し恥ずかしくなる。

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