ミラージュアスティ

　最近国産の２ドアクーペは絶滅種になってしまったのだが、見慣れないクーペを見掛けたので後ろに書かれてる車名を確かめると「ミラージュ」である。ミラージュの２ドアにアスティというのが確かあったと思うのでそいつだろう。いつ頃なくなったのかと思って帰宅してからネットで調べると2000年までは生産していたということがわかる。だったらＦＴＯと同じ頃に生産中止されたわけである。ＦＴＯと同じ三菱車ということで、ヤフー自動車のサイトで内装やインパネ回りのデザインを見たが、エアコンの操作部がほとんど同じだった。
　安価な２ドアクーペを好んだ私としては、2000年の夏にＦＴＯを買うのではなくてこのアスティの最上級仕様という選択肢もあったのだなと思った。当時はＦＴＯかセリカという比較しか考えていなかったのだが。それにしてもなぜこのような車種の生産が打ち切られてしまったのかと残念に思う。社会人になったばかりの若者が、独身時代に乗り回す車としてちょうどいいじゃないかと思うのである。小さくて、そこそこ燃費が良くて、値段も安いという条件にマッチしている。スタイルは好みの分かれるところだが。トヨタはこのあたりの需要を満たす車としてレビン・トレノがあったが、今は生産されていない。2009年に復活すると雑誌には書かれていたがどうなることやら。トヨタが出さないのなら、他のメーカー、ホンダやダイハツ、スズキあたりから出ないものかと思う。日産のデザインには今のところ全く期待できない。マツダはロータリーだから燃費が悪すぎてだめだ。次に何を買うかというクルマ選びには本当に悩んでしまう。

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