芦屋六麓荘
朝日新聞の記事で、芦屋市の六麓荘という高級住宅街が、独自の条例設定で町並みを維持するという記事があった。なんでも新築は４００㎡以上でないと認めないとかである。しかし、小さな区割りの土地はなぜ発生するのか。それは住民が小さく切り売りするからでそれは住民のせいである。その小さく切り売りされた土地は今度は家を建てられないということなら、いったいその土地は誰が引き受けるのか。たとえば相続税が納められないからと物納するとして、その物納の土地は小さく区割りされた土地である場合、国もそんな細切れの土地をもらってもどうしようもないのである。豪邸に住んでいても馬鹿息子しかないということは往々にしてある。そこに居住する住民が全員まともな息子や娘を持ってるわけでもないだろう。中にはニートや犯罪者の子どもしかいない家もあるわけで、その場合どうあがいても現金で相続税は払えない。そうなると分割して物納ではなくいっそまるごと売れということになるのだろうか。現在の区画を分割することを禁止するというルールの方が現実的という気もする。ただ、土地というのは今の日本では個人の私有財産であるわけで、それをどう処分しようと自由だという考え方もあり、そうなるとこの条例案が憲法違反ということになる。
いずれにせよ、金持ちならではの悩みだと言うことか。私が住むような貧民街では考えられないことである。
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