春眠、暁を覚えず

　眠い。とにかく眠い。眠い。
　風邪薬を飲んだせいなのはわかってるが、このまま一日中のんべんだらりと過ごしてしまいそうで怖い。さっきまでこたつで寝ていた。いまもパソコンに向かってるが、すぐにまた眠くなるのだろう。春になったのならまだわからないこともない。まだ寒くて春なんかじゃない。
　マクドのちらしが入っていて、そこにはキリトリセンで切って利用できるたくさんの割引券がついていた。案の定そのちらしは息子に発見される。
　「パパ、土曜日家にいてるの？」
　そういうわけで、眠いのにマクド。そこでひたすら食べる息子たち。眠い父親。周囲には無数の子供連れ。ドライブスルーには長蛇の列。
　二階の席は、横が一面ガラス張りで、下の交通量の多い道路が見下ろせる。
　自分のオフィスがこんな場所にあって、疲れたら次々と行き過ぎるクルマを眺めて・・・なんてのも悪くないなあと思ったり。
　この日記を書いてそのままこたつで寝ていた。気がついたらもう夕方。今日はほとんど寝ていたみたいじゃ。