江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

バレンタインデー

 人生で一番多くのチョコがもらえたのは、まだ教師に成り立ての、公立高校で働いていた20代前半の頃だった。女生徒からも、同僚の教師からも、付き合っていた恋人からももらえた。食べきれずに妹にあげた。ピーク時には本命チョコ以外に20個くらいもらっていた。思い出すだけでも幸福な気分になれる。自分もそんな頃があったんだと。
 それから長い年月が過ぎて、どんどんもらえる数は減った。そういえば、いつもゴティバを宅急便で贈ってきてくれたお姉さんからも今年はもらえなかった。どうしたんだろう。高価すぎて最初はびびったけど、それから数年は毎年楽しみにしていた。最近逢っていないし、もう忘れられたのかな。
 76歳の父は、同じ職場のパートのおばさんにいっぱいチョコをもらっていた。数では父に負けた。父は「ワシはあんまりこういうのは好きじゃない」と言って、生チョコをくれた。
 もらう個数が減れば、ホワイトデーのお返しも減ると負け惜しみを言ってみる。そうそう、昔ホワイトデーには白いものを贈るのだと言われて、当時の恋人に白いちょっとHな下着を贈ったことがあったっけ。あれはどうなったのかな?