江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

馬鹿について

学校とは勉強を教えてくれるところだ。ところがその学校に来ているのに全く勉強をしない馬鹿が居る。彼らは授業中にマンガを読んだり周りの席の生徒とおしゃべりをしていたりする。一人で馬鹿になるのならまだマシだが、周囲まで巻き込んで馬鹿を伝染させる。オレは思う。なぜ「馬鹿という病」は法定伝染病じゃないのかと。一人の大馬鹿は確実に周囲に馬鹿を増やしてるじゃないか。そいつを駆除したら馬鹿の拡散を防げるじゃないかと思う。

 しかもこの病の困った点は、自覚症状がない場合が多いと言うことだ。つまり、馬鹿は自分が馬鹿であることに気づかないから馬鹿なのである。気づいていれば、それは普通は馬鹿とは呼ばない。

授業に集中していれば、その授業の中で習ったことはちゃんと理解できるはずだ。授業を受けているのに理解できないのは、他のことを考えながら授業を受けているか、馬鹿だから理解できないかのどちらかである。バカなヤツほど、何度も同じコトを質問する。たった今説明したばかりのことを質問する。聞いていないおまえが悪いのである。どうしておまえ一人のために繰り返してやらないといけないのだ。

頭のいいヤツは、授業中にした脱線した雑談の細部まで細かく覚えている。そういうヤツはたいてい成績もいい。

わざわざ黒板に「これは大切だ」と星印をつけてまで強調したから全員がわかってるかと思うとそうではない。そういうときオレは悩んでしまう。もしかしたらオレの教え方は根本的に間違ってるのではないだろうかと。それでいろいろと工夫してみる。いろいろと工夫してもやはりわかっていないヤツがいる。なぜなのか。その明確な答えはやはりこれしかないだろう。「馬鹿だから」

馬鹿は、これから自分に起きる運命について楽観的だ。幸い今の時代は馬鹿に馬鹿なりの居場所が用意されていて、周囲の馬鹿仲間とよろしくやっていくことができる。

こういうことを書くと「あなたは頭の悪い人を差別しています」と怒る人がいる。差別してるんじゃない。事実を書いてるのだ。そしてどちらかというとオレは頭のいい人が好きである。馬鹿とはあまり積極的には関わりたくない。

しかし、このオレに向かって「ばか」と囁く女性もいる。それは当たってることがあるのであえてオレは否定しない。馬鹿とはたぶん相対的な価値観なのであり、ある人がいつも馬鹿とは限らず、また馬鹿とは思えない人が時に馬鹿になる、そんなものなのかも知れない。