ヒルメシの至福２

最近オレは近鉄百貨店（上本町）の地下二階でよくお好み焼きを食う。
本当は他にもいろんな店があるのだが、なぜかお好み焼き屋さんの店の人と目が合ってしまうので入らざるを得なくなる。好きだからまあいい。そこでイカ焼きを食べたり焼きそば定食を食べたりする。焼きそばとご飯はよく合うとオレは思う。ずっと昔、まだオレが高校生くらいの時に近所のダイエーに入っていたお好み焼きと焼きそばの店で、オレは時折５００円の「焼きそばランチ」というものを食べた。焼きそばとサラダ、目玉焼き、ご飯、みそ汁（かなり煮詰まっていて味が濃かった）という組み合わせだった。お好み焼きや焼きそばというソース味の食い物を好むようになった原体験はきっとそのころにあるのだと思う。
近鉄でお好み焼きを食うときに、商品券で支払う。この商品券は以前に「商品券マジック」という秘技で入手したものである。詳しくはコラムの方で読んでくれ。その商品券を使って１０００円を払って６５０円の広島風お好み焼き（ふだんは７２０円だが特価の時がある）を食べておつりをもらう。
　関西人のオレが広島風お好み焼きを食うのは関西人に対しての裏切りかも知れない。と思いつつ、食べたいから食う。大量にキャベツが入っていて嬉しい。お好み焼きは関西風も広島風もそれぞれうまい。
ただ、食えないのはこの広島風お好み焼きで焼きそばの代わりにうどんを入れたシロモノだ。広島を旅行したときにそいつを発見して、勇気を振り絞って食ってみたがまずかった。

　教訓：お好み焼きにうどんを入れてはいけない。

広島県に住む人が読んだら教えて欲しい。あの「うどんの入った広島風お好み焼き」という奇怪なものは、広島県ではメジャーな食い物なのか、それともやっぱり変なのか。オレはその謎を解き明かしたいのだ。