江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

昼飯

オレの職場には食堂がある。最大の欠点はメニューが少ないことだ。オレにとって選択肢が少ないというのはかなり悲しいことである。そういうわけで、オレは飯を食うために時折外出する。自転車で3分も走れば、大きな百貨店や駅周辺の食べ物屋がたくさん存在する一角にでる。そこでオレはお好み焼きを食べたりたこ焼きを食べたり明石焼きを食べたりオムライスを食べたりイカ焼きを食べたり広島風お好み焼きを食べたり焼きそばを食べたりする。カツ丼のおいしい店も最近発見した。風邪気味で寒さが身にしみるときは釜揚げうどんの店に行き、ショウガを大量にだし汁に入れてふうふう言いながら食べる。至福のひとときである。食うことの幸福は何ものにも代え難い。
高級な食い物の味の違いはよくわからないが、B級グルメにはこだわりたい。オムライスはやはり「北極星」だ。女性には「ポムの樹」がいいと主張する人が多いが、オムライスの基本はやはりケチャップオムライスなのである。たとえ卵の中に焼きめしが入ってるというスタイルは共通であっても、ホワイトソースや大根おろしが混入していればそれはオムライスではなくて別の食い物なのである。「北極星」に次いで好きなのは心斎橋の「明治軒」である。この両者は甲乙つけがたい。ただ、淀屋橋北極星がクルマを道路沿いのパーキングに置いてさっと入れるのに比べて、心斎橋の明治軒はクルマを停めてからそこに到達するまでが面倒だ。そういうわけで北極星には月に一度は行くが、明治軒には年に一度くらいしか行けない。

そうそう、中央公会堂食堂にレトロなオムライスがあった。それは子どもの頃に母に作ってもらった味に似ていた。決してそれは北極星や明治軒に比べてうまいとは言えなかった。しかし、その素朴な味わいを求めて、何度か食べに行った。
あの地下食堂もリニューアルしたけど、オムライスはそのままなんだろうか?