江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

中国の詐欺サイト

 規模から言えば、日本のヤフートラベルや楽天トラベルよりももっと大きいかも知れない中国の大手旅行サイトのとんでもない実態が暴かれてますね。こうして二重三重に料金をぼったくるのがこの会社のシノギなんでしょうかね。ひどい話ですわ。

ずさんで悪質極まる中国の旅行サイトを許さない!
莫 邦富 [作家・ジャーナリスト]
【第267回】 2015年12月11日

 インターネット全盛時代を迎えた今、中国でもエアチケットなどを旅行サイト経由で入手する人が急増している。ネット利用意識がそんなに弱い人間ではないと自負する私も、言うまでもなくそのうちの一人である。日本の旅行サイトだけではなく、中国の旅行サイトも結構使っている。
 たとえば、今や16年の歴史を持ち、中国では最大を誇る旅行サイト・携程網(Ctrip)は、ほぼそのスタート時点から利用している。これまで一度もトラブルなどに巻き込まれたことがなかったので、そのサービスを利用することに対して、ある種の安心感を持つようになった。
 だから、出張先などの中国で部下が旅行サイトを通してホテルの客室の予約やエアチケットの購入などを済ませているのを知っていても、まったく問題にしたことはない。せいぜい、なぜCtripを使わないのかと質問するぐらいで、若い部下たちの選択を尊重してきた。しかし、トラブルは安心しきったときにやってくるものだ。
 12月1日、私は日本や上海などから集まった関係者たちを連れて山東省日照市を訪問した。もちろん、私たちが行く前に、日照市政府および現地の企業らは万全な受け入れ態勢を整えていた。その数日前の28日、こちらのスタッフは、中国の旅行サイト「去○儿網(Qunar.com,どこへ行くネット)○は口へんに那」で、上海から青島の往復エアチケットを全員分、予約購入した。
 しかし、その日の深夜、厳密に言えば29日の未明にQunar.comより、支払いの督促がスタッフのところに来た。このとき、スタッフがQunar.comのサイトでエアチケットを購入したサブサイトは中国最大のオンライン決済サービス、アリペイ(Alipay)に対応していないということが初めてわかった。
スタッフはネット経由のほかの支払い口座に遊ばせているお金はたまたまあまり入っていないということに気づき、電話でQunar.comの関係者に、「朝まで待って、何とかして別の方法で支払うことはできますか」と問い合わせた。
 すると、電話に出たQunar.comの担当者が「30分しかこのままご予約のエアチケットを保留できないから、支払わない場合、予約したエアチケットはキャンセルになります」と事情の深刻さを強調した。さらに、「アリペイ対応の別のサブサイトを利用して予約購入すれば支払いの問題は解決できますので、いかがでしょうか」と提案したのだった。
 日照市政府が受け入れ態勢を整えてくれていることを考えると、こちらがエアチケットを取り損ねることは大きな責任問題になるので、その担当者の勧めたとおり、すぐにQunar.comにある別のサブサイトで新たにエアチケットを予約購入した。
 ところが、驚くべきことに翌日の朝、スタッフが起きてみると、相変わらずQunar.comから支払いの督促が来ているのを見つけた。一方、アリペイのシステムにおいて、こちらはすでに同じ往復のエアチケットを全員、2セット購入したことになってしまっていたのだ。
 まず、同時に同じ名前とIDカードの番号で同じ日時の同じ便のエアチケットを重複して予約購入でき、さらに発券し決済できるという基本的なサイトのシステムのバグをこれまで聞いたことがない。さらに、こうしたトラブルが発生してからQunar.comの見せた接客態度のお粗末さと乱暴さに驚かされた。
 こちらが重複してエアチケット航空券を購入してしまったのは、明らかにQunar.comの過失なので、こちらとしては当然、余分に予約購入してしまった分の費用については全額返金を申し出た。ところが、Qunar.comは余分に予約購入したエアチケットの燃料チャージと空港使用料(旅客施設使用料)しか返金できないと言い張った。
2日間にもわたって辛抱強く繰り返し交渉した結果、Qunar.comはようやく自分たちの過失を認め、片道のエアチケットの返金に同意した。つまり、帰路のエアチケットの料金の返済を認めない、という。
 往復エアチケットをセットで予約購入し、支払いも一案件として処理されたのに、返済の対象は片道に限定されてしまう。その過ちを隠そうとした中途半端な解決方法をこちらとしては当然認めるわけにはいかない。帰りの便の料金に対しても全額返済を求めたら、Qunar.comは完全に無視するような態度を取り、この問題の解決に対する対応を一時中止した。
 しかも、泣くに泣けず笑うに笑えないのは、私たちが青島に飛ぶ日、つまり12月1日の朝になっても、Qunar.comからはまだエアチケット料金の支払いの督促メッセージが送られ続けている(サイトの画像参照)。
 このQunar.comは中国語の意味では、「どこへ行くネット」という意味だが、本当に旅行客の私たちをいったいどこへ行かせたいと思っているのか。まさか新たに3セット目の往復エアチケットを買わせようとでも思っているのか、と疑いたくもなる。
 インターネットに出ているQunar.com関連の情報を調べてみたら、どうもこの種のトラブルがかなり多いようだ。旅行客がみずからの正当な権益を守るためには、相当な時間と精力を注ぎこまなければならない。しかも、ネット上の対応だから、無視されたら、なかなか対応のしようもない。交渉に疲れた旅行客がつい泣き寝入りしてしまうケースも多い。Qunar.comはまさにそこに付けこんで迅速かつ適切にトラブルを処理しようとしないのだ。
 こうした事情が判明した私は、このような消費者を騙すような卑劣な詐欺行為がのさばることを絶対に許さないと久しぶりに闘志を沸かせ、その問題と中国のこうした不良旅行サイトを暴露することに踏み切ったのだ。

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