江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

犬のようちえん

 いやはや。世の中にはゼニのある人がいるんですね。

子どもの数を超えた! ペット大国ニッポンの現実

(ダイヤモンドオンライン 2013年05月20日掲載) 2013年5月20日(月)配信

いまや子どもの数より多いペット。家族の一員となり、飼い主は惜しみない愛情を注ぐ。一方、市場の拡大をにらむ企業も次々と参入するが、ペットにまつわるおカネには相場がなく不透明。かかる費用から、ペットとの付き合い方に至るまでをみてみよう。(「週刊ダイヤモンド」編集部 田島靖久、津本朋子、脇田まや)

■サプリからイヌの“幼稚園”までペットサービスの最新事情

 少子化が危ぶまれる日本だが、ペットの数は安定的に推移している。それに伴い、愛犬・愛猫のための人間顔負けのサービスも生まれている。ペット業界の最新動向をお届けする。

「ここに通いだしてから、本当にお行儀がよくなったわね〜」

 還暦を迎えたばかりの水上晴美(仮名)さんは、乗りつけたドイツ車の後部座席に向かって、赤子をあやすような声で話しかけた。

 といっても、相手は人間の赤ちゃんではない。いとしいまなざしを向けるのは、もうすぐ2歳になるイヌのシュナイザーのジェリー君だ。水上さんは1年ほど前から、愛犬のジェリー君をイヌの“幼稚園”へ通わせている。

 閑静な住宅街が広がる東京・広尾。その一角に、アニマルプラザが運営する「犬のようちえん」がある。

 コンセプトは、昼間、飼い主が仕事などで家を留守にしている間に預かり、プロのドッグトレーナーがしつけをしてくれるというもの。「おすわり」「ふせ」「まて」などの基本的なしつけから、細かい食事のアドバイスまで、一匹一匹の性格や成長に合わせて、担当のトレーナーがきめ細やかな指導を行っている。

毎日の通園が基本だが、忙しい飼い主にはスクールバスでの“送迎サービス”が人気。土地柄か有名芸能人の愛犬も通う、“セレブ”なしつけ教室だ。

 気になる料金は、体の大きさと希望の通園回数にもよるが、入園料が3万1500円、小型犬で48回通うコースが、37万4220円というから、決して安くはない。

 それでも「子犬の大事な時期にしっかりしたしつけを身につけさせたい」という飼い主が急増、毎日約40匹の子犬が“通園”している。中には飼う前から、問い合わせの電話をかけてくる熱心な飼い主もいるというほどの人気ぶりだ。

 水上さんは、「同じ年齢の子たちと触れ合うことでちゃんと“社会化”が図れるようになっている」と話し、「この子の幸せが、私たち家族の幸せ」と、目を細める。

今、かつてないほどに人間とペットの距離は近くなっている。全国ペット協会会長の太田勝典さんは、「今や、ペットは恋人であり、伴侶であり、子どもであり、孫である」と話す。

 確かに、ペットフード協会の推計によると、全国のイヌの飼育数は1153万匹、ネコは974万匹に上るといわれ、合わせると、日本の15歳未満の人口1649万人を優に超えているから驚く。ペットをわが子のように育てたいと願う飼い主が増えており、「ペットの存在感が高まっている」(中澤秀章・中沢ペット動物病院院長)のだ。

 とはいえ、実は全国にこれだけペットが増えたのは、ほんの10年ほど前のこと。それまでイヌといえば、番犬として外で飼うイメージが強かったが、2002年に消費者金融アイフルが白いチワワ「くぅ〜ちゃん」をCMに起用して大ブレーク。同じころ、長毛のミニチュアダックスフンドが数多く売り出されるようになり、“愛玩”の要素の強い小型犬のブームが巻き起こった。 

 以来、今でも人気犬種は圧倒的に小型犬だ。ペットフード協会の調べによると、今や飼育されているイヌの約40%は5キログラム以下の超小型犬。小さい姿がかわいらしく、室内で飼いやすいことが人気の秘密だ。

 最近では、人気犬種のチワワとダックスフンドを掛け合わせた「チワックス」、マルチーズとプードルを掛け合わせた「マルチプー」などミックス犬も大はやりだ。

 市場の拡大に伴って、関連ビジネスも確実に成長している。

犬種、年齢、病気の症状ごとに
療養食まで拡大しているフード
 過去20年のペットのトレンドを見てきた「愛犬の友」編集長の石井従道さんは、「最近のペット関連グッズは種類が急速に増えていることに加え、機能も格段によくなっている」と言う。

 例えば、歯磨きグッズ一つを取っても、「今や何十種類と存在する上に、犬種や成長段階に合わせたものを選べるようになっている」(石井さん)。

 ペットフードも同じだ。飼い主は、犬種や年齢だけでなく、病気の症状に応じた療養食まで選ぶことができる。愛するペットにはずっと健康でいてほしい、そうした願いから、「プラセンタ」「プロポリス」などが配合されたサプリメントも好評だ。

 こうしたビジネスに、異業種の参入も相次いでいる。小売店ではイオンが昨年2月に生体を中心に取り扱うAHBインターナショナルを買収、ペットビジネスへ本格的に参入を図った。イオンペットの宮田正弘常務は「市場は少なくとも今の倍にはなる」と、意気込む。

 ペットと一緒に乗れる車、ペットの目線で撮影ができるカメラなど、新しい商品の開発も進む。08年をピークにペットの数は減っているものの、ペットを取り巻くビジネスは、まだまだ活況を呈している。

 最近では、スマートフォンスマホ)のアプリでも、ペット関連は人気が高い。

 その一つが、Amebaが運営するペットの写真共有SNS「パシャっとmyペット」だ。飼い主が、デコレーションしたり、アルバムを作成したりした上で写真を投稿、自分のペットを思い切り自慢することができる。

 ユーザー同士が、共通の話題で交流できることもあって、これまで累計40万枚の写真が投稿されているほどで、飼い主たちは“親ばかぶり”を惜しみなく披露し合っている。

 だが、ペットにまつわるトラブルも見逃せない。ペットそのものの流通ルートは極めて複雑なため、親犬や親猫を偽って市場で競りにかけたり、目先の利益を追求するあまり、無計画に繁殖を繰り返し、売れ残りを処分したりする業者が横行している。殺処分も深刻な問題だ。

 昨年6月より、夜間の店頭展示・販売は法律で禁止されたが、今でも深夜営業を続けている悪徳業者が存在する。移動販売やインターネット上での販売も、事実上の無法地帯。そうした環境で飼育されているペットが感染症や精神的なストレスを抱えているケースは後を絶たない。

そうした現状を受けて、9月には改正動物愛護法が施行される。主なポイントは、飼い主がペットの面倒を生涯にわたって見る責任が明文化された他、ペットショップは販売時に必ず対面での説明義務が課せられるなど、売買双方の“責任”が強化された。

 これらを怠れば、100万円以下の罰金が科せられる。また、販売時には必ず“現物確認”が必要となるので、ネット上のやりとりのみでの販売は禁止されることになる。

 これまで不透明な部分が多く、なかなか実態が見えにくかったペット業界だが、市場規模が大きくなるにつれ、変化を迫られている。

週刊ダイヤモンド』5月25日号では、こうした現状を受けて「ペット大国ニッポン」と題した第2特集を掲載。ペットとの付き合い方はもちろん、これまで明らかになっていなかったペットにまつわるカネの“相場”についても取り上げた。すでにペットを飼っている人だけでなく、これからペットを飼おうと検討している人も、ぜひ参考にしてほしい。


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