Ｂ２９撃墜王のこと

　私は江草乗というハンドルネームなんだが、江草姓の著名人としてあげたいのは太平洋戦争時の爆撃王として名高かった「江草隆繁」　という方である。太平洋戦争時の日本軍人を評価することは戦後教育の中でタブーとされ、それでも硫黄島守備隊の栗林忠道中将のように映画になったりして知られることはあるが、その多くは埋もれてしまっている。
　大戦末期の空襲の記録を調べていて、Ｂ２９がかなり撃墜されていたことを知ったのだが、そのＢ２９をもっとも多く撃墜した樫出勇という方が居た。なんと２６機ものＢ２９を撃墜したという。空襲にやってきたＢ２９を撃墜したということは、少しでも空襲の犠牲になる国民を救ったということであり、それは正当に評価されるべきことではないのか。以下、３冊の本を紹介したい。

天空からの拳 艦爆の神様・江草隆繁の生涯

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡

B29撃墜記―夜戦「屠龍」撃墜王樫出勇空戦記録 (光人社NF文庫)

　ウィキペディアによれば、樫出勇さんが亡くなったのは１９９４年である。彼は戦後の復興の歴史をどのように見つめ、どんな感慨を抱いていたのであろうかか。

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