年齢詐称が当たり前だなんて
福原愛ちゃんが華々しくデビューしたのはもうずいぶん前のことである。彼女に向かってある中国から帰化した卓球選手が「中国にはあんたみたいな子は1000人くらいいる!」と言ったときに、負けん気の強い愛ちゃんは「だったらその1000人を全員連れてきてください」と答えたらしい。さて、その1000人はどうやら年齢詐称だったのかも知れない。この記事を読んで私は「唖然」とするよりは「またか」と思ったのである。
卓球選手の90%が「年齢サバ読み」、すでに30年前から―中国紙
2011年2月24日(木)17時16分配信 Record China
2011年2月23日、中国スポーツ界の「年齢詐称」問題が取り沙汰される中、今度は「国技」卓球でも30年に及ぶ不正の歴史があることが暴露された。選手の年齢改ざん率は90%に上るという。半島晨報が伝えた。
内部事情に詳しい関係者の話で明らかになった。この関係者が挙げた実例はこうだ。「国家代表チームに所属するM選手は甥っ子と同い年で小さい頃から見てきたが、頭角を表すようになってから突然『1つ年下』になった」―。M選手は芽が出るのが遅かったため、それ以上の「サバ読み」は不可能だったが、小さい頃に見出された選手が年齢を3〜4歳低くサバ読むのは当たり前のことだという。
また、引退した元選手はこう語る。「サバ読みは80年代には始まっていた。最初は顔見知りの選手が突然『若く』なったので不可解に思っていたが、そのうち周りもどんどん『若く』なっていった。若い方が伸びしろが大きいから代表選手に選ばれやすい。だが、当時はせいぜい1〜2歳だった。今は3〜4歳が一般的のようだ」。
卓球界にはよく「神童」が現れるが、業界関係者によれば「とんだ笑い話」。彼らは単に年齢をごまかしているだけで、数年もすれば「タダの人」となり、最終的には国家代表チームにも選ばれない。仮に選ばれても、「伸びしろ」はすでにほとんど残っておらず使い物にならないことが多いという。(翻訳・編集/NN)
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