江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

「狼は生きろ、豚は死ね!」 

exajoe2010-12-01

 カウンターしかないその店に、私はいつものようにイカ焼きを食うつもりで立ち寄った。しかし、今日は別のモノを食べてみようと思ってふと、モダン焼き600円を注文したのだ。そうして待つことしばし・・・である。イカ焼きと違って焼くのに時間が掛かるのだ。、
 カウンター席というのは空いてるときは一個ずつ間をあけた状態で埋まっていく。そして混雑するとそのあいてる隙間が埋まっていくのである。私も当然のように左右のあいてるところに座った。しかし、しばらくしてから私の隣のあいてるところに座ったのは、かなり巨体の男性だった。ちなみに私はなぜか「デブ」が苦手である。今日のお題は「差別発言」なので、ここで私が「デブ」と書いてることも差別発言かも知れないが、心の中で思ってるだけだからまだ差別発言ではない。
 カウンターで隣に巨体の方が座ってる場合の圧迫感はなんともいえないものがある。デブはその圧倒的なボリュームで私を脅かすのである。
 甲子園球場のアルプススタンドの席は、隣との仕切りがない。またとても狭い。この狭い席でも私には必要かつ十分なのだが、体重100キロ級のデブなら確実に左右にケツがはみ出すことになる。隣にそういうデブが座ると、私のスペースがなくなってしまうのだ。そういう巨体のくせにアルプススタンドに来るというのもどうかと思うし、少なくとも自分のケツの大きさを自覚して二人分の料金を支払うか、迷惑にならない高価な席を選ぶかして欲しいのであるが、たいていのデブは自らの迷惑ぶりに気がつかずに、堂々とはみ出してくる。私は心の中で「狼は生きろ、豚は死ね」とつぶやく。(ちなみにこのコピーは角川映画「白昼の死角」で使われた)何度も何度もテレビのCMで流れたのでよく覚えている。きっと当時の小学生、中学生はこのコトバで肥満の子をからかったのだろう。子どもとは実に残酷な存在である。
 そのアルプス席で観戦していた私の隣にデブが来たので意地でも譲らずに境界線をキープしていたら、そのデブに「体の小さい人はもっと詰めて座って下さい」と言われたことがある。「あほか!」「おまえがデブなだけやろ!」と思った私は「入場料払ってるからこの席の分は私の権利なんですよ」と答えて譲らなかった。するとデブは私と反対側の方にはみ出し、そっちに座っていた方はいつのまにかいなくなっていて、デブは堂々と二人分の席を占めていた。私は心の中で再び「このデブが調子コキやがって」と思ったが、阪神が逆転して勝ったのでどうでもよくなった。そんな昔のことをふと思い出した。デブは保護されるべき存在でも何でもない。ただ資源を無駄遣いするし、CO2排出量も多い、そんな存在である。だから税金を体重別にして欲しいのだ。
 そうそう、カウンターで隣に座ったその巨体は、焼きそばを注文した。その店では焼きそばには「イカ焼きそば」「豚焼きそば」の区別があるが、普通は豚を入れるものである。そういうわけでただ単に「焼きそば」と注文したその巨体に向かって、店にいたかなりイケメンのお兄ちゃんは「豚ですか?」と訊いたのだ。私は思わず飲んでいるお茶を吹き出しそうになった。「豚ですか?」そんなこと、言わなくてもわかってるじゃないか。まぎれもなく豚だぜ。そのオッサンは。
 目の前のデブに向かって「豚ですか?」とは、なんて危険な発言なんだ。私には絶対にできない。
 この「豚ですか」というせりふに対して「差別発言だ!」と問題にする馬鹿がいるかも知れない。しかし、その質問は業務の必要上発生したモノである。
 この店員の台詞は実は「(あなたが注文したのは)豚ですか」という意味なのだが、その発言だけをとって考えるならば「(あなたのご家族は)豚ですか?」「(もしかしてあなたは人間ではなくて)豚ですか?」という意味にとれないこともない。まあ肥満の方のご家族はたいてい肥満だが。いずれにせよその場の「豚ですか」という発言に思わず食べているモダン焼き吹き出しそうになった私がいたのである。不謹慎な話である。

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