世界をひれふさせた男
面白い絵馬を見た→
さて、この「ひれふする」という動詞だが、辞書にはこのように説明されている。ヤフーから「大辞林」の記述を引用するとこうだ。
ひれふ・す3 【▽平伏す】
(動サ五[四])
額が地面や床につくほど体を平たくする。平伏(へいふく)する。
水戸黄門で陰嚢・・・じゃなかった印籠を見せられた悪者どもが地面に平伏する、あれである。
この絵馬にはもうひとつの謎がある。それは横に記された326の文字である。さて、これはどういう意味を持つのだろうか?
この絵馬を掛けた男が本当に世界征服の意志をもっていて、そのために掛けた絵馬がこれで326枚目ということなのか。あるいは単純にこの絵馬が3月26日に掛けられたということなのか。この絵馬の画像を送ってくれた方は京都の某大学の学生である。「先生、めっちゃ面白い写真あります!」と写メールで送ってきてくれたのである。彼が思わず私に送りたくなったのもわかる。ブログでネタにして、この絵馬を全世界の人に公開したかったのだ。
世界が自分の前に平伏するとはどういうことなのだろうか。オバマ大統領が土下座してくるということか。いや、オバマ=世界 ではないはずだ。だったらここで書かれた「世界」の主体とはいったい何だろうか。少なくとも「世界がひれふする」その「世界」なるものが本当にこの世に存在するのか。そんなふうに私はこの絵馬の不可能性を思うのである。
しかし、そんなふうに常識で考えるのは無粋なことだ。何よりこの絵馬は無条件に面白い。「何か変わったことを書こう」と彼は考えた。良縁結婚とか受験合格とか、そんな世俗的なことを彼は望まなかった。かといって「世界平和」とか「戦争廃絶」でもなかった。彼が選んだ抽象的なテーマは、独特な脱力感あふれる書体で作品となったのである。
この絵馬は書いてある内容ももちろんだが、その文字の勢いもそして全体のバランスもすばらしい。
そのまま埋もれてしまうのが惜しい絵馬である。個人的に2010年絵馬大賞を贈呈したい。
最近、万年筆なんて使うことなくなったけど、こういうのなら使いやすいかも知れないなあ。ラミーの並行輸入品ということである。
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ちなみにこのペコちゃん万年筆は31500円ということである。ペン先にもペコちゃんが刻印してあるらしい。女性へのプレゼント用だろうか。なかなか面白いのである。しかし、今の時代にそもそも原稿をワープロで打たずにペンで書く人ってどれくらいいるのだろうか。こういう文化ってやがて滅びていくものではないのか。そんなことを思ったのである。もっとも自分のように字が下手な人間のひがみなのかも知れないけど。学校でも手書きしないと行けない公文書はいくつもある。生徒指導要録とか。私のように字が下手な人間にとってはこれほど困ったモノもないのである。
万年筆といえば、大学に入学した頃に買ったセーラーの万年筆をずっとラブレターを書くのに使っていた。その万年筆でいったい何百通の手紙を書いたことだろうか。ワープロで手紙を書くようになったのは、就職して自分のパソコンを持って、自分用のまともなプリンタを手に入れてからだからかなり後である。その万年筆は私と結婚した時にまだ学生だった妻が「卒論を書くのに万年筆が・・・」と言うのであげたのだが、その後どうなったのだろうか。京都大学のマークの入ったいわゆる大学グッズの万年筆だった。
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