父と暮らせば43(水賀池のつつじ)
休日で天気も良かったので、泉北高速、深井駅のそばにある水賀池のまわりのつつじを見に行った。車をサンパレスの駐車場において、ちょっと自然食品の店を覗いて買い物をして、それからゆっくりと池の周囲を歩いたのである。つつじはみごとに咲いている。
池のほとりに上がる入り口の階段のところに猫がいた。この猫はどうやらこのつつじの植え込みの下をねぐらにしているようである。そしてエサ入れのようなお皿がそばに置いてあった。もしかしたら近所の方がエサをやってるのかも知れない。前に来たときも同じ猫がいたのである。猫の写真を撮りたかったが植え込みの下に入っていって、こっちを向いてくれなかった。
その自然食品の店ではワラビが売られていた。その値段を見て父は「タダで採れるものになんでこんなに払わんとあかんねん」と言う。でもそのワラビの生えてる山に行くには時間が掛かるのである。その350円という値段が妥当かはともかく。父は昔、よくそれを山で摘んだのだろう。今もしもそうして売れるのなら、売るために山に採りに行く人がいるだろうか。
父は水賀池の周囲をゆっくりと歩いて一周した。どのくらいの距離になるのだろうか?1キロくらいはきっとあったと思う。日頃歩かないのでこういう機会をしっかりと用意してあげないと・・・と思ったのである。家を出るときにサンダル履きで出ようとしたので、靴を履くようにアドバイスしたのだがそれはちょっと散歩させたいと思っていたからである。
この深井駅のあった場所は、泉北高速が開通する前は本当に何もなかった場所だったはずである。それが今は大きなパチンコ屋が建ち並んで・・・でもどこか活気のない街である。駅前駐車場のところもなぜか閑散としていた。ただ、池を挟んだ反対側にある結婚式場「サンパレス」周辺は、ケーキ屋・パン屋・自然食品の店でかなり賑わっていたのである。駅からの距離を考えるとこの結婚式場に徒歩でというのはちょっときついかなと思った。10分くらいはかかってしまうだろう。
父の記憶にはかなりの昔の地図が収納されているのかも知れない。昔歩いたことのある場所を再訪して、すっかり変わってしまったことを確認して・・・という繰り返しでこれからもいろんな場所に出かけるのだろうか。そういえば父が今年お花見に出かけた西長堀の土佐稲荷神社というのは、父が若い頃に丁稚奉公に行ったところの近くだったという。
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